<荒井啓志 コメント>
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
実感がわかなさすぎて…言葉が出なかったです!「自分がまさか木村さん、ラウールさん、西谷監督とお仕事させていただくなんて!」とただただびっくり。
「今年の目標は、連続ドラマに出演すること」を思い出して、驚きとうれしさが入り交じった気持ちになりました。
――台本を読んだ印象は?
愛に一生懸命な大人の物語だと感じました。現実的に置かれている環境と二人の気持ち。そのギャップが、なんとももどかしく繊細に描かれていて、かわいらしくも感じました。
――荒井さん演じる、つばさについて教えてください。
つばさは“完璧主義な人”です。でもそこに至るまでに、実はいろいろな経験をして乗り越えてきた人だと思います。
西谷監督に「つばさには、つばさの正義がある」とお話いただいて、そのうえでカヲルに嫌みをいってるのだなと。人間は他人をうらやましがる性(さが)だと思うので、そういう感情を包み隠さないつばさが、僕は愛おしく感じます。
完璧なつばさに行き着くまでのつばさの努力は誰も知らないし、つばさ自身も「本当に自分のことを知る人はいない」と思って壁を作ってしまっている。僕が友だちになって、話を聞いてあげたいです(笑)。
――初共演となる、木村文乃さん、ラウールさんの印象は?
木村さんもラウールさんも、役作りの細やかさに圧倒されてしまい…今、頑張って食らいついていってる状況です。お会いする前は緊張していましたが、実際お会いしてみると第一線で活躍し続けている方々なのに低姿勢でやさしくて感動しました。
木村さんもラウールさんも、セリフ量が多いので「話しかけたらご迷惑かな」と思っているのですが、クランクアップする前までにいろいろなお話をうかがってみたいです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
愛をテーマにした作品です。愛実とカヲルは障害を乗り越えて結びつくのか、好きだけど、お互いの道でがんばろうと別れてしまうのか――。最後、どんな愛の形が描かれるのか想像しながら見ていただけたらと思います。
また、愛実とカヲルに限らず、登場人物全員がいろんな愛の形を持って生きています。つばさにはつばさの愛の形がありますので、そこも注目していただけたら僕はうれしいです。