6月8日(日)の『ボクらの時代』は、歌舞伎俳優の尾上松也さん、中村獅童さん、尾上菊之丞さんが登場します。
松也さんが主演、演出を務める歌舞伎『刀剣乱舞』が、7月5日(土)に新橋演舞場で幕を開けます。獅童さんも出演し、尾上流四代家元である菊之丞さんも演出を担当しています。
<中村獅童 息子・陽喜&夏幹のあこがれの役者は父ではなく尾上松也!?「何もしてないわけではなくて、地道な努力の結果(笑)」(松也)>
尾上菊之丞 子どもたちとの舞台「そのうれしさは表現できない」

伝統芸能を継ぐ家に生まれた3人。獅童さんの長男・陽喜(はるき)くんは昨年、歌舞伎座公演で初舞台を踏み、次男・夏幹(なつき)くんも同じ公演でデビュー。菊之丞さんの2人のお子さんも日本舞踊の舞台に立っています。
獅童さんは、楽屋に自分の鏡台と子どもたちの鏡台が並んでいるところを見たときに「本当に、子どもと一緒にやるんだと、感慨深いものがあった」と語ります。
菊之丞:うれしいですよね。そのうれしさはでもね、ちょっと表現できないかな。何か、娘とも息子とも、去年一緒に踊らせてもらったんだけども。舞台の上でしか、通じ合わないことっていうのがあるなというのを、何となく感じた。子どもが感じているかは、ちょっとわからないけど。

獅童:なるほどね。今、いくつだっけ?お子さん。
菊之丞:上が中2、下が小学校3年生。
獅童:そうか。うちは、まだちっちゃいからね。中学生くらいになって一緒にやると、そのときはまた思うことがあるんだろうね。

菊之丞:そうですね。何か思いきってやろうとしてることとか、ちょっとドキッとしたこととかっていうのが、瞬間的にずっと舞台の上で何か感じるというのかな。
獅童:僕も(子どもに)直接教えちゃうと、すごくムキになっちゃうから、なるべくほかの方に教わりに行くようにしているんだけど。
菊之丞:ええ。
獅童:で、(稽古の様子を)パッと見たときに、自分が苦手なところがすごく似てるの。
松也:へぇ。
獅童:俺が苦手なところとか、俺の悪いところが、ときどきパッと似てるときがあるから。「こいつは、なんとなく俺に似てる。嫌だな」って思うんだけど(笑)。
菊之丞:いや、わかる。
獅童:そんなのない?
菊之丞:やっぱり、嫌なとこが似るんですよね。
松也:へぇ、そういうもんですか。

獅童:嫌なとこ、似るよね。
菊之丞:まぁ、いいところも似てくれてるんだろうと思うけど、自分が嫌だな、自分の嫌だなって思っているところが…。
獅童:それ、それ!
菊之丞:出る。
松也:(菊之丞さんに)それ、感じます?
菊之丞:感じる。
松也:へぇ。おもしろ!
松也さんが「自分が気にしているのが、嫌なところの方だから、余計に気になるんでしょうね」と反応すると、菊之丞さんは「これから松也さんがどうなるか、わかりませんが、そういうことを体験してほしいって思う部分はある」と語ります。そこから、松也さんの結婚観について話題が展開します。
ほかにも、歌舞伎の道をあきらめそうになったこと、子育て、趣味の話題や伝統芸能の世界に身を置く3人ならではの関係性や思いなどが語られます。

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