──「托卵」を題材に扱うと最初に聞いたときの心境や台本の感想、魅力を感じている部分があれば聞かせてください。
最初に話を聞いたときは、「大変そう…」と思いました。
僕は、何の気なしに見て「楽しかった」で終わってしまう作品よりも、見ていてチクッと心に刺さったり、「この作品は何を伝えているのだろう」「何を感じ取ればいいのだろう」と考えさせられる作品ほうが好き。心が揺らぐことが大事だと思っているんです。
だからこそ、自分自身もそういう作品に携わりたいと思っていて。このドラマはそこに魅力を感じています。
連続ドラマのレギュラーという意味では、最近だと『おっさんずラブ-リターンズ-』(テレビ朝日)で、コメディ要素が強い作品だったので、そことのギャップもあり、俳優としてのやりがいもあります。
田中圭 1話の宏樹のひどさが「想像以上で笑ってしまった」
──ご自身がこの作品から感じ取っているメッセージはどのようなものですか?
僕個人としては、何もありません。なぜなら、結末を知らないからです。
もちろん、プロデューサーをはじめ制作陣には伝えたいものや「こうなったらいいな」と思うところがあって、作っていると思いますが…俳優がそこを考えてお芝居するのは、少し違うかなと思っているので、僕は“伝えたいもの”については考えず、とにかく宏樹として作品のなかで生きられたらと思っています。
──ここまでの放送に対する反響はどのように受け取っていますか?
1話に関しては、宏樹の美羽(松本若菜)に対するモラハラのような言動が強く出ていたと思いますが、自分でも「あれ?こんなふうに演じていたっけ?」と思うくらい、想像以上で笑ってしまいました(笑)。
周囲からも「ひどい夫だったね」とたくさん言われました。でも、何事も話題になるのは良いことですね。