磯村勇斗が、スクールロイヤー(学校弁護士)役に挑戦
磯村さんが演じるのは、小さな法律事務所で働く弁護士・白鳥健治(31)。
星や植物、豊かな自然が好きで、幼少期から文字や音に「色」や「匂い」を感じる独特な感性を持っています。感覚が周囲と違うことやマイペースな性格で集団行動になじめず、学校という存在自体に恐怖と不信感を抱え、不登校になった過去が。
その後、見事司法試験に合格したものの、大手弁護士事務所では挫折を経験し、現在は小さな法律事務所に勤めています。ある日、恩人でもある事務所の所長によって濱ソラリス高校にスクールロイヤーとして派遣されることに。
渋々再び“学校”へと通い始めた健治は、臆病で不器用な彼なりに、法律や校則を武器に“生徒の最善の利益”のために奮闘するものの、学校という社会は白黒つけられないグレーな問題ばかり。
十人十色の悩みを抱える生徒や個性的な教師、さらには腹の底が見えないらつ腕理事長と関わるなかで、健治の個性は学校をどのように導いていくのか?そして彼自身も、自分の過去のトラウマや家族と向き合っていき…。
磯村さんは、今回満を持して民放連続ドラマ初主演を務めます。
スクールロイヤーとは
いじめ、不登校、保護者対応、学校事故など、学校で発生するさまざまな問題について、法律に基づいた助言や指導を行う弁護士のこと。文部科学省が2018年から予算化し、全国でスクールロイヤー制度を導入する学校が急増している。

堀田さんが演じるのは、合併前の男子校「濱浦工業高校」の元教師で「濱ソラリス高校」3年桜組の担任教師・幸田珠々(26)。
担当教科は現代文で、宮沢賢治の大ファン。何事にも一生懸命で社交性がありますが、八方美人的な面もあるため、生徒と保護者、学校との間に挟まれて悩むこともしばしば。
男女共学となった高校にやってきた、風変わりなスクールロイヤー・白鳥健治のサポート役を任されたことをきっかけに、宮沢賢治にどこか雰囲気が似ている健治が徐々に気になりはじめ…。
今作で本格的に初共演となる磯村さんとの、ほほえましいやりとりにも注目です。

稲垣さんが演じるのは、健治、珠々が働く濱ソラリス高校を運営する「学校法人・濱学院」の理事長・尾𥔎美佐雄(51)。
近年の少子化によって経営がひっ迫する学院を立て直すべく、男子校「濱浦工業高校」と女子校「濱百合女学院」を合併することを提案。経営者として「学院の保身と繁栄が第一」とらつ腕をふるいたいものの、ときどき、本来のよい教師を目指していた中学教師時代の自分の思いと葛藤し、苦悩します。
合理的な思考をもっており、とある理由からスクールロイヤーとして目の前に現れた健治に対してそっけない態度をとりますが…。
稲垣さんは、本作が『IQ246〜華麗なる事件簿〜』(2016年/TBS)以来、実に約9年ぶりの民放連続ドラマ出演。磯村さんとは、映画『正欲』以来の共演となります。


『僕達はまだその星の校則を知らない』は、 7月スタート!毎週月曜22時~カンテレ・フジテレビ系で放送されます。