結城旭(大森南朋)が隠ぺいした“何か”を突き止めるため、「スイッチバック」に就職した中越紘海(北川景子)は、旭肝いりの部署だというお客様相談室に配属される。

さっそく、寄せられたお客様の声の仕分けを任された紘海は、常務である旭自ら、そのすべてに目を通していると聞き、抱いていたイメージとは異なる真摯な仕事ぶりに驚く。

そんななか、月に数回、ある特定の店舗に旭への誹謗中傷の書面が投函されていることを知った紘海。
先輩社員の村杉結愛(田山由起)はいたずらだと言って気に留めていない様子だったが、紘海はそこに書かれた「ユウキアサヒ、幼児殺し」という一文が気になってしまう。

一方、紘海の自宅を訪ねた小石川雪子(原日出子)は、紘海の娘だと名乗った中越美海(一色香澄)のことが頭から離れずにいた。

自分が知る限り、美海が生まれた13年前、紘海は妊娠していなかったはず。
ならば、あの子は一体誰の子なのか――。雪子がそう思っていた矢先、学校帰りの美海が突然、保育園へやってくる。

雪子のことは紘海から聞いていたと笑顔を見せ、戸惑う雪子に「聞きたいことがある」と切り出す美海。それは、母・紘海には聞けないことだと言うが…。

同じ頃、職場の歓迎会に参加した紘海は、それとなく旭の話を持ち出す。
すると「yukiデリ」の元社員のほとんどが旭とともに「タイナス」に転職するなか、1人だけ、旭に見捨てられて入社できなかった人物がいることがわかり…。
