──神山さんから見て、翔太はどのような人物ですか?

最初に台本を読んだとき、機械的な人間なのかなと感じました。あまりに感情が表に出ないので。でも、実際に演じてみると、料理に対する情熱はしっかり持っていて、時には輝元とケンカもしますし、まったく感情が出ないかと言うとそうでもなくて。なんとなく…“深い青”のようなイメージを持った人だなと感じました。

──翔太に共感できる部分やご自身と似ている部分はありますか?

感情のコントロールというか、悩みを出すときは出す、出さないときは出さないという押し引きって、実生活でも自然とやっていると思うんです。翔太の感情があまり表に出ない感じもそういうことだと思いますし、譲れないものがあるという点も、「わかるな」と思うポイントでありますね。

中村海人は“気の利く子”「人の懐に飛び込むタイプだから愛されるのかな」

──翔太と輝元の関係性は、演じていてどのように感じますか?

太陽と月のような関係性だなと感じています。輝元が太陽で翔太が月。お互いに持っているものを引き出し合って、お互いの欠点もちゃんと補い合って、2人で一緒に歩いていく。このコンビ感がドラマの大切な軸になっているなと感じます。

──中村海人さんとは今回がドラマ初共演となりますが、一緒にお芝居をして、何か印象は変わりましたか?

一緒にやっているYouTubeチャンネル『放課後 GAMING LIFE』でしかしゃべったことがなかったんですけど、すごく気の利く子やなと思っていて。ドラマの現場でご飯を食べようと思ったときに、「スプーンが欲しいな」と思ったら、海がスッと差し出してくれたんです。気の利く印象は変わらずやなと思いました。

でも…Travis Japanには松田元太という天然な子がいるので隠れているけど、海もなかなかのもんでして(笑)。その“なかなか”のエピソードをお伝えしたいんですけど、ナチュラルすぎて思い出せない…ごめんなさい!

そのキャラクターが愛される理由だなと感じています。スタッフさんとの会話でも、スタンスが海はちょっと違うんですよね。人の懐に飛び込むタイプなのかな。そういう人だから、周りから可愛がってもらえているんだろうなと感じました。