この日、キャスト陣はフジテレビのエントランス内に設置されたレッドカーペットを歩きながら、にこやかに登場。
登壇した松本さんは“ノンストップ救命劇場”といわれる本作について「初療室でのシーンは映像で見ると15分くらいで終わると思うのですが、実は丸1日をかけて撮っていますし、トンネルのシーンは2日間かかりました。それでも足りないというくらいだったので、見どころたっぷりのシーンになっていると思います」と報告。

続いて、オペ室での画像を見ながら「実際に医療監修の先生がいらっしゃって、細かい手の動きなどを教えていただいていますので、極力リアルに映るように心がけています」と紹介しました。
初期研修医の薬師寺保を演じる佐野晶哉さんは、「保という役柄は1話ではあまりいい人の要素はまだ出ていないただのポンコツなのですが、2話以降ですごくいいやつになってくるので成長を楽しみにしてほしい」と呼びかけました。
佐野晶哉 渡部篤郎の迫力に「死ぬほど怖かった」
この日の制作発表は100人のファンを招き、会見に先立ってひと足先に1話を視聴。そのことをふまえ、「これまで人生の修羅場やピンチをどう乗り越えましたか?そして、これから新しいことにチャレンジしようとしている人へのアドバイスを」というキャストへの質問とリクエストが。
松本さんは「修羅場はいろいろありますけど」としばし考えたあとに、「トイレに入って、トイレットペーパーがなかった」と照れ笑いを浮かべ、そのピンチをどう切り抜けたかという問いかけに「大きな声で呼びます。それで乗り越えてきました」と返答。

ちなみに、どういう呼びかけをしたのかという質問に「すみませ~ん。奥のトイレにいる者ですけど、トイレットペーパーをいただけますかぁ?」と再現すると、会場は笑いにつつまれました。
そして、松本さんは「自分の考えは言葉にしたほうがいい、声に出す」とアドバイスを送りました。
一方の佐野晶哉さんは「この現場で修羅場がありまして」と前置きし、「篤郎さんと“はじめまして”のときに、篤郎さんの背後からセリフだけを撮るシーンの撮影があって、普段なら『カット!OKで~す』となるのが、この日は『カット』のみで、そしたら篤郎さんが『佐野、早く(OKですと)言えや』と僕を指さしてきて、篤郎さんは何を求めていらっしゃるんだろって死ぬほど怖かった」と回想。

焦った佐野さんは、「試しに大きな声で『OKで~す』って言ったら『ありがとう』って(笑)」と渡部さんの口調をマネしながら、撮影中の“修羅場”を報告しました。
これに渡部さん本人は「ぜんぜん覚えてないですね、嘘ついてる(笑)?」といい、佐野さんは「嘘じゃないですよ!つい1週間前のことです」とビックリ。
そして、佐野さんは当初の質問の内容に戻り「新生活では勇気をもって一歩を踏み出すことが大事」とメッセージしました。