<宋ハナ(プロデュース)コメント>
初めて原作を読ませていただいたときは、なつ美と瀧昌2人のやりとりに思わずニヤニヤが止まりませんでした。2回目読んだときは、昭和11年の日常がとても新鮮に感じ、その日常の中に細かく心理が描かれており夢中になりました。
見るたびに、いろんな感情を抱かせてくれる、きっと多くの方に楽しんでもらえるドラマになると思いました。
昭和11年…このドラマの背景は誰もが知っているようで多くの方は経験していない時代です。そこに存在する、なつ美と瀧昌は結婚から出会い、夫婦として生きることになります。
今は当たり前の携帯もない時代、異性に慣れていないなつ美と口下手すぎる瀧昌の歯がゆく擦れ違う夫婦模様は初々しくじれったい、そして愛おしいです。ゆっくり、じんわり、愛情を深め夫婦になっていく様をぜひお楽しみください!
芳根さんの魅(み)せる確かな演技力と透明感あふれる存在感は幾度の作品で拝見させていただき、いつかぜひご一緒したいと思っておりました!
今回、昭和11年を舞台にするにあたり、“なつ美”の瀧昌へのピュアな恋心が献身的で儚(はかな)い女性というだけでなく、芳根さんの持つ健気(けなげ)な雰囲気を合わせることでその時代を丁寧に一生懸命、明るく生きる存在に映ってほしいという願いも込めオファーさせていただきました。
実際お会いしたとき、芳根さんの笑顔で回りが一瞬でぱっと明るくなり、“なつ美”そのものだったのが印象深く残っております。
本田さんは、クールに見えつつも純粋なところもあり、そのギャップが魅力的で注目しておりました。今回の企画において事前にお会いし、いろいろなお話をさせていただいた際、ひたむきな姿と謙虚さも瀧昌にピッタリだと思いました。もちろん海軍の制服もこれ以上なくお似合いだと確信しました。
実際、ポスター撮影で芳根さん、本田さんお二人が並んだときには、美しさとともに初めまして感も相まって、なつ美・瀧昌2人の絶妙な距離感が役同様に表れていてこれからの化学反応がとても楽しみです!
何かとせわしない世の中で、気付いたら1日が終わることも多い日々。そんななか、原作を読ませていただき、当たり前に思う日常がいかに尊く、愛おしいものなのか改めて感じました。
西香先生にもお会いし、この世界観をドラマでも大切に描きたいと思ったのと同時に、「おかえり」「ただいま」が言えるだけでも幸せと思える日々をみなさまにお届けしたいと思っております。
なつ美、瀧昌も含め、とにかく登場人物たちそれぞれがすごく愛おしく、思わず応援したくなります。また、新婚夫婦の甘酸っぱくも真摯(しんし)に絆を紡いでいく姿を照れるぐらい詰め込みました。
当時の生活感も含め、いろいろな楽しみ方を見つけていただきたいです。現代を生きる我々だからこそ感じる時代の不便さから少し離れ、木曜日は癒される時間をお届けできるように…そして何よりただ楽しんでいただけるとうれしいです!