<芳根京子 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

原作漫画を読んで、なんてステキなお二人(なつ美と瀧昌)なんだと思いました。かわいくて、愛おしくて、本当に感動して泣いてしまいました。

なつ美という役を演じるのは、プレッシャーはもちろんありますが、とても光栄なことだなと思いました。全力で頑張りたいと思います。

――台本を読んだ印象は?

昭和11年が舞台のお話ということで、現代とは異なるファッションや生活がたくさん描かれています。携帯電話など、今では当たり前のものが存在しない時代だからこそ、新鮮に感じられることも多いのではないでしょうか。

そんな時代のなかで奮闘するなつ美を、みなさんに応援していただけるように、精いっぱいかわいらしく、そして力強く生きる女性を演じられたらと思います。

――実際に衣装を着用してみて、いかがですか?

どの衣装も、とてもかわいかったです。今回、撮影で着用させていただいた和装は、自然と背筋がピンと伸びました。でも、(劇中では)この衣装はなつ美からすると、見ず知らずの方との結婚式のときの格好で、ドキドキしながら旦那さんを待っていたと思うと、「あ~!なつ美…頑張って」と思ってしまうほど、すでになつ美に心を持っていかれました(笑)。

――本田響矢さんとは初共演となります。

ティザー撮影で少しだけご一緒させていただいて、少し天然そうな感じも拝見したので…(笑)。現場ではツッコみつつ、助け合いながら、一緒に頑張っていけたらいいなと思います。

そして、私たちが演じるなつ美と瀧昌の2人の物語なので、みなさまに愛してもらえるような夫婦になれるように、しっかりコミュニケーションをとって、ステキな作品にしていきたいと思います。

――平野眞監督とは再タッグとなります。

久しぶりに平野監督とお会いしましたが、『ラスト♡シンデレラ』の衣装合わせが、ちょうど12年前の明日(2月28日)だったことを覚えていて、とても感慨深かったです。2月28日が私の誕生日で、高校1年生だった当時、学校帰りに制服のままスタジオに行き、スタッフのみなさんにお祝いをしていただいたことが、すごくうれしかったのを思い出しました。昨日もそのことを思い出して、一人で泣いてしまったほどです。

12年たち、デビューした木曜劇場の枠に主演として戻り、同じ監督と再びご一緒できることは、本当に幸せで、決して当たり前ではないと感じています。このご縁に感謝しながら、全力で頑張りたいと思います。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

とても穏やかな空気感と初々しい2人が紡ぐ物語は、もどかしくて、愛おしいラブコメディになっております。みなさまに“癒やし”と“キュン”をお届けできたらいいな、と思っておりますので、ぜひ、木曜の夜を楽しみにしていただけたらな、と思います!