9月12日(日)14時からフジテレビでは『ザ・ノンフィクション「人生の終わりの過ごし方 ~ダメ人間マエダの終活~ 前編」』が放送され、語りを宮﨑あおいさんが担当する。
「最期まで楽しく…」体が悲鳴を上げても、酒もタバコも止めず、仲間たちと一緒にうまいものを食べる
自らを「ダメ人間」と呼ぶマエダさんは44歳のパチスロライター。
都心の裕福な家庭の一人息子として生まれ、幼稚園からエリート街道を歩むものの、同級生の中でただ一人、大学に進学せず、ギャンブルにのめり込み、トラック運転手やパチスロ店、豆腐店など職を転々としてきました。
20歳で最初の結婚をしましたが今は“バツ2”で、元妻たちとの間には3人の子どもがいますが、会うことはありません。現在は、母と二人で暮らしています。

30代半ばで、ようやく巡り会えた天職がパチスロライターの仕事。記事を書き、番組やDVDにも出演、“ゲス”なキャラクターとスーツ姿で、ファンに愛されてきました。
2020年2月。そんなマエダさんが余命宣告を受けます。過去に手術したがんが進行し、全身に転移。医師からは「余命は3ヵ月から半年」と言われました。マエダさんは友人たちにすべてを語り、「最期まで楽しく死にたい」と、自らの“終活”に付き合ってもらうことに…。

がんの進行が進み、治療や薬の副作用で体が悲鳴を上げても、酒もタバコも止めず、仲間たちと一緒にうまいものを食べる。仲間たちもそんなマエダさんを特別扱いすることはなく、“終活”に寄り添い続けます。
そして2020年6月、余命宣告の時期に差し掛かったころ、マエダさんは新型コロナに感染し入院してしまいます。「自分が死ぬまで撮影してほしい」と語るマエダさんの“終活”をカメラは見つめ続けます。
宮﨑さんが語りを務めるのは、番組最多となる37回目。18歳で初めて担当して以来、さまざまな人生を読んできましたが、今回は「今までとは違った」と話しました。収録中、涙で言葉を詰まらせることもあった宮﨑さんは、どんなことを感じたのでしょう。収録後に話を聞きました。