「あれ?」と同時に「この教室、狭いかも」
中学二年生になり、「初日に飛ばした」中島さんは人気者になれたそうですが「だけどやっぱり、出る杭は打たれる」といって…。
桐谷:そうなの?
中島:敵ができたというか。目立てば目立つほど「なんだあいつ」って。
桐谷:言われちゃった。
中島:特にアイドルの仕事にあこがれを持っていたから、今の会社のアイドルの曲とかを歌ったり、踊ったりしてたら「何それ」みたいな。「マジ踊らないで」とか「キモ」みたいな。
桐谷:ええー。
中島:「あれ?」って感じになって。同時に「この教室、狭いかも」って。
三木:おお!
中島:中学三年生の最後の実験が「アイドルになる」ことだったの。
桐谷:なるほど、もっと広いところで。
中島:そしたら、それが一番合ってた。
「隣の芝生が結構青く見えるタイプ」(中島)
中島さんの言葉に、三木監督は「そのモチベーションはどこから?」と迫りました。
三木:まだ何者でもなかった時代に、どこからそのモチベーションってきたのかなって。
中島:なんだろうな…僕はやっぱり、結構、他者の活躍に刺激を受けるタイプ。
三木:うん。
中島:あんまり言いたくないけど、隣の芝生が結構青く見えるタイプなんです。
三木:(笑)。
中島:だから、「自分の芝生を青くせねば」って。
三木:なるほど。
中島:同世代がデビューしていて。「彼らが横浜アリーナのステージの上で、なんで僕は中学の体育館のステージなんだろう」って。
三木:おお。
中島:そんなわけないよな。変えよう。行かねばって思ったんです。
三木監督は「すごいね、ナチュラル・ボーン・アイドルやん」と感心しました。