歌手の和田アキ子さん(74)が、2025年1月4日に自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、自身の体の不調について触れました。
「お正月早々、右目がおかしいんですよ(中略)。右耳はちょっと難聴気味で、若い女性の声が聞きづらい」
(『アッコのいいかげんに1000回』 2025年1月4日放送より)
“おかしい”と語る右目に関しては、「網膜色素上皮裂孔(もうまくしきそじょうひれっこう)」にかかっており、「目の真ん中の黒目が全然真っ黒で見えない」と月に1回の注射の手術をしていることを明かしました。
網膜色素上皮裂孔とは?予防法は?
和田さんが患う「網膜色素上皮裂孔」とはどのような病気なのでしょうか?
江坂まつおか眼科 松岡俊行医師:
(目の)細胞がいくつか剥がれ落ちてしまって、あるいは丸まってしまったりなんかして、穴が開いてしまうことがあるんですね。その部分が場合によったら、真っ暗になって見えなくなってしまう。なぜなるかというと、加齢性のものです。
主に、加齢によって引き起こされるという網膜色素上皮裂孔。一歩手前の状態である「加齢黄斑変性」と呼ばれる病は、50歳以上の80人に1人が発症するとされています。
視野の中心が暗くなる、全体がゆがむ、ぼやける、などの症状が出る可能性があるといいますが、予防法はあるのでしょうか?
江坂まつおか眼科 松岡俊行医師:
加齢が一番の原因、あるいは、紫外線を浴びるっていうのが原因と言われています。
出かける時はサングラスをかけるとか、カボチャとかニンジンとか、黄色い色素がたくさん含まれているようなものを摂取していただくことで、ある程度予防できると言われています。
こうした目の病を抱えながらも、和田さんは紅白歌合戦にも出場したボーイズグループ「Da-iCE」とコラボすることを発表。
不調を感じさせない精力的な活動を続けています。
(『めざまし8』 2025年1月10日放送より)