富田望生さんが、『ザ・ノンフィクション「ボクと父ちゃんの記憶2024~二十歳の夢と父のギター~」』(12月15日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
2021年の放送から、シリーズ4作目。若年性アルツハイマー型認知症の父が介護施設に入って2年経ち、次男・大介さんは二十歳に。思い出の吉田拓郎さんの歌を奏でるため、父愛用のギターを手に練習を始める大介さんと、家族を見つめます。
収録後、富田さんにインタビュー。1年ぶりの“語り”の感想や、二十歳になった大介さんの印象、物語にちなみ富田さんが好きな音楽や、今年の振り返りを聞きました。
あれから2年、父とは直接対面できず…
この家から父がいなくなって2年…父の部屋から出てきたのは愛用のギター。
家族で出掛けるときは決まって、カーステレオから流れる吉田拓郎の歌。次男・大介さんは(19)は、介護施設で暮らす父に、大好きな拓郎の歌を聴かせようと父のギターを手に練習を始めます。
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉県睦沢町で暮らす林さん一家。
50歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断された父・佳秀さん(当時65)の病は進行し、「これ以上、子どもたちに負担をかけたくない」…京子さんは、佳秀さんを介護施設に入所させることを決めました。
しかし、離れて暮らせば父の記憶から家族の存在は消えてしまう、それは実質的な父との「別れ」を意味していました。
2023年夏。「また家族一緒に暮らすことはできないか…」と、ずっと思い悩んできた京子さんが、家の近くに、裏山付きの一戸建てを購入。この場所を「自分たちの手で、佳秀さんと暮らすための介護施設にしよう」と、家族は動き始めます。
介護施設に暮らす父と会えるのは、月に1度の画面越しのオンライン面会のみ。あの夏の日から、父と直接対面することはかなえられていません。そんななか、大介さんは二十歳の誕生日を迎えました。
夏になると父が家族を連れて行ってくれた富士五湖でのキャンプ。大介さんは父のギターを抱えて、家族と一緒に思い出の湖へ向かい…。
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