デビュー27周年の玉木宏さんが、仕事に対する思いや現場に立つ際の意識の変化を語りました。
玉木さんは、1998年に俳優デビュー。2001年に出演した映画『ウォーターボーイズ』で注目を集め、ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ)や連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、映画『キングダム』シリーズ、『沈黙の艦隊』などさまざまな話題作に出演。
2025年は映画『雪風 YUKIKAZE』、『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシングPARTY』、ドラマ『イクサガミ』(Netflix)に出演したほか、写真展『Roots』を開催、元気の聖地大阪・映像プロジェクトの一環でケツメイシの楽曲『GENKI DESUKA?』のMV監督を務めるなど、多岐にわたる活躍を見せています。
現在、木曜劇場『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』に出演中の玉木さんにインタビュー。27年の活動を通じ変化した仕事のへの向き合い方や理想の50代について、また、2026年の抱負も聞きました。
玉木宏 デビュー当時から変化した仕事への思い「新しいものをつくるのは難しいけど…」
──俳優を長く続けるなかで、仕事に対する思い、考え方に変化はありますか?
映像の在り方がこの20年で変わりました。20年前のテレビは4:3のブラウン管で、地デジではなかったですし。再放送のドラマを見ていると、映像は荒いけど、「これはこれで良かったな」と思うことがあります。
年を重ねるほど作品数は増えて、そうすると(出演作に)似た流れのストーリーも増えてきてしまい、視聴者の目はどんどん肥えていくなかで、新しいものを作っていくのは難しいと思うんです。
加えて、今は配信系が強い時代になってきている。そういったなかで、どういうものづくりをしていくのか、スタッフさんも、俳優もみんなが一緒になって考えなければいけない時代なのかな、という気がしています。
僕自身、20年前はここまでのことは考えていませんでした。それでも年を重ねて、時代の移り変わりを感じながら携わる作品が増えていくなかで、徐々に考えが変わっています。
今は、俳優として芝居を見せることは当然として、それと同時に皆さんと試行錯誤しながら、日本の高い技術力を駆使して、より良い作品をつくることが大事かなと考えるようになりました。
──現場での意識も変化していますか?
一緒に働く皆さん、特に若いスタッフさんに夢を持ってほしいなと思うようになりました。この世界を目指す方の全体数を増やすためには、夢を持ってもらうことが一番かな、と。
そのために、若い方が作品を見て「自分もこういうものを撮ってみたい」「こういう作品をつくれる人になりたい」と思う作品づくりをする必要があります。現場では、単純に演じることだけではなく、そういったことも考えて全体を見るようになった気がしています。
──そう思うようになったきっかけがあれば聞かせてください。
親になったことが大きいかもしれないです。スタッフさんは、自分の半分くらいの年齢だったりもしますから。そういう方が一生懸命頑張っているところを見ると、楽しい現場にしたいですし、僕自身は夢を与えられるような人でいたいなと思います。
玉木宏 2026年も「コツコツと」さらに「子どものイベントも大事に」
──1月14日には46歳になる玉木さんですが、年齢を意識することはありますか?
ドラマの再放送を見ていて、ふと「この作品のときのこの方は、何歳なんだろう?」と疑問に思い、調べることが結構あるんです。子どもの頃に見ていた作品だと、(その俳優が)すごく大人に見えていたけど、今の自分の年齢よりも若くて驚くこともあって。
そうなると、自分はちゃんと年齢相応に見られているのかなと気になって。「45」「46」という数字を見るとすごく立派なので、それに見合う中身を持った年齢の重ね方をしたいと思っています。
──若い頃、ご自身がどんな40代になっているかなど想像はしていましたか?
想像はしていました。でも、時代の違いもありますし、想像していた40代と今の自分はちょっと違うなと感じています。
──思い描いている理想の50代はありますか?
近くにステキな先輩がいると、いろいろと考えます。その年代になったときに「ここが魅力だよね」と周りの方から言ってもらえるようなものを身につけていけたらと思っています。
──最後に、2026年の抱負を聞かせてください。
すでに決まっている仕事もありますので、変わらずにコツコツと目の前のことを形にしていきたいです。そうすれば、その先に繋がっていくと思うので。2026年もコツコツを大事に頑張ります。
──プライベートに関してはいかがですか?
家族との時間をしっかり持ちたいです。子どもに「イベントにちゃんと来てくれる親がいて幸せだな」と思ってもらえたらうれしいですし、まだ何も思っていないかもしれないですが、思い出したときに「どの場所にも来てくれていた」という記憶を残してあげたいです。
なので、子どもの行事もちゃんと大事に、仕事と両立していけたらと思っています。
