収録を終えた富田さんにインタビュー。シリーズ1作目から見守ってきた林家に、今回はどんなことを感じたのでしょう。また、富田さん自身が好きな曲、2024年を振り返っての思いも聞きました。

――約1年ぶりに本シリーズのナレーションを読んでいかがでしたか?

2021年に初めて読ませていただいてから3年経って、大介さんもついに二十歳を迎えたのだと感慨深かったです。背丈はあまり変わらないと思いますが、お仕事の造園業に関するすごく知識が豊富になり、すくすくとたくましい男性になっていると実感しながら読ませていただきました。

――とにかく、大介さんの成長ぶりを感じますね。

そうですね。竹の笹を手際よく刈る様子や、人に何かを教える姿…就職されてからの大介さんの日々が、そういうひとコマひとコマから垣間見えて、その成長にグッときました。

――特に印象に残った場面はありますか?

やっぱり今回は、父ちゃんのギターを弾くところですね。あんなに早く上達するとは!きっと小さい頃から、父ちゃんがギターを弾く姿を見ていて、その記憶が自然と深く刻まれているのかもしれません。

大介さんが妹さんに「一緒に吉田拓郎を弾こう」とギターをプレゼントし、妹さんがギターをうれしそうに抱きしめて弾く場面もありました。そういう感性そのものが、父ちゃんから譲り受けたものなのだろうと思います。

これまで大切に積み上げてきた父ちゃんとのつながりを、今回、“ギターと大介さん”という形で見られた気がして、とても印象に残っています。

――大介さんは最初ギターに苦戦し、草むらで練習するものの寝転がって休むこともありましたが、上達しましたね。

林家で飼っている烏骨鶏・サブローと一緒に映っていましたね(笑)。成長はしているけれど、変わらず“少年”な感じというか。でもまた、歌い方がいいですよね。上手い下手ではなく、思いがこもって自然とこぶしが効いている感じに、グッときました。

父ちゃんが、大介さんが歌う姿を画面越しに見て、何も言わずともニコニコしている姿にも、何かつながっているものがあるのだろうと感じました。こみ上げる思いをグッとこらえてナレーションを読みました。

――前回に続き今回も、大介さんの青春模様が紹介されます。裏山の整備に、自然環境を改善する活動仲間として、同い年の女子大生が参加しました。

大介さんがその子に笹の刈り方教えている姿は、カッコいいところ見せようとする気持ちが感じられて、見ていてちょっと照れてしまいました(笑)。ナレーションでは「女の子の友だちができても、(男友だちと)同じノリです」とありましたが、その飾らない自然な感じがいいですよね。

――もし今、大介さんに会えるとしたら、何と伝えたいですか?

たぶん、何てことない時間をただ一緒に過ごすのが、一番いいのかなと思います。

今回、裏山の整備やいろいろな場面で、大介さんは人に何か教えるのがとても上手なのだろうと思って。「これをしなきゃダメ」という教え方ではなく、自然に伝える力を持っていらっしゃると感じたので、それこそ一緒に竹の笹を刈ったり、気を使わずに過ごせたらいいなと思います。