今、LINEなどで文章の終わりに「。」(句点)がついたメッセージを「怖い」と感じる若者が増えていると話題になっています。
実際に街で10代から20代の50人に聞くと、「威圧的な感じがする」など、37人が『。』を「怖い」と感じると回答。
一方、40代から50代では『。』を「怖い」と感じると答えた人は50人中わずか7人で、世代間のギャップが浮き彫りになりました。
他にも、若者世代の間では、ハートの絵文字は赤やピンクではなく白、変顔や盛れていないリアルな顔を友達に送る、漢字は使わずひらがなだらけのトーク画面、などなど、親世代には理解できないLINEの新常識が!
そんな世代間のギャップを原田葵アナが調査しました。

若者世代「ピンクのハートは重い…」新定番“白ハート”の意外な使い方

まずは、ハートマークの絵文字の色に世代間ギャップが。

街でハートについて聞いてみると、上の世代はピンク一択との回答がありました。
一方10代・20代に聞いてみると“白ハート”が新定番のよう。

10代女性
「白ハートですね。白だとトーク画面に溶け込む」
20代女性
「白いハートはよく使う。ピンクだと重いかなと思って。マル「。」の代わりくらいの勢いで付けています」

メッセージを見せてもらうと、軽いイメージで文末の句点代わりに使われていました。

「なんでわざわざ使うの?」赤いビックリマークはオジサン

そして、若い世代が使わないと言うのが“赤いビックリマーク”
いかにも、おじさんが送りそうな文章、いわゆる「おじさん構文」にも赤いビックリマークは頻繁に登場しています。
街で若者に聞いてみると…

10代女性:
「赤いビックリマークはオジサンみたい」
10代女性:
「なんでわざわざ太い赤にしたのかなと思う」

と、辛辣な声が。

10代の若者にお父さんから送られてきたというLINEのメッセージを見せてもらいました。

『俺と同じだ、!!』『ま、仕方ないよ、!!』『5時に着くから待ってて!』『早くしろよ!!』
画面にあるほぼ全てのメッセージの文末に赤いビックリマークがありました。

 10代女性:
「(赤いビックリマークは)ちょっとオジサンだって思っちゃうね」

娘さんからは“オジサン”というワード。やはり赤いビックリマークは若者の間ではあまり使われていないようです。

上の世代にもLINEのメッセージを見せてもらうと…

40代の女性:
「あ!ここ使ってる!赤いふたつ。やります!行きます!みたいな気持ちを表している。本気さと意気込みのような表現です」

『!!』や『!』など赤いビックリマークを使うかどうか番組で調査したところ、10代から20代の若者世代が使う人が19%なのに対し、40代から50代は使う人が47%。世代間のギャップがはっきりと現れました。

専門家が解説! 大人世代はガラケー文化を引きずりがち

成蹊大学客員教授 高橋悦子教授(※「高」の字は正式には「はしご高」)によると「大人世代は飾ってデコって送るガラケーメール文化を引きずった使い方をしている。一方、若者はスマホ世代、LINEネイティブ世代なので、それぞれの使い方が違うことでギャップが生まれてしまう」といいます。

他にも、「(人名)チャン」「ボク」などの“カタカナ”や、「よぉ」「はぁい」などの“小さい文字”、“ニョロニョロした長音記号「~」”、そして“大量の絵文字”も、若者世代があまり使わない違和感を覚えるワードだといいます。

スタジオでVTRを見ていた共に61歳の三宅正治アナウンサーと軽部真一アナウンサーも「全部よく使う」と認めていました。