東京都は、2月9日(金)から都内でのスギ花粉の飛散が始まったと発表しました。
2月15日(木)にかけて気温も上昇し、花粉の飛散量も多くなることが見込まれる中、肌が赤くなったりかゆみが出たりする「花粉皮膚炎」に注意が必要です。
どのような対策が効果的なのでしょうか?
4月並のぽかぽか陽気 花粉に要注意!
東京都によると、去年2023年よりも1日早く、過去10年平均で見ても6日早く花粉の飛散が始まったということです。
さらに、日本気象協会の樋口康弘 気象予報士は、「この先も気温の高い状態が続くため、花粉が多く飛んでいくことが予想される。」と話しています。
東京都心の予想最高気温は、15日(木)には20℃と4月中旬並みの暖かさとなる見込みで、この1週間で気温が10℃以上も上昇。
花粉の飛散情報もこれに比例するように、15日(木)には「やや多い」飛散量に。
首都圏を見ても週末まで「やや多い」日が多く、週明け19日(月)になると飛散量は「多い」予想です。
かゆみと赤みに悩まされる「花粉皮膚炎」
花粉の飛散量が多くなるに伴い、注意が必要なのが“花粉皮膚炎”。
花粉が皮膚の中に入り込んで炎症を起こします。
花粉皮膚炎に悩む女性は、「かゆみで眠ることができなかった。」と話すほどつらく、この時期になると、ほほからあごにかけて赤く腫れたようになるといいます。
また患部をメイクで隠したくても、症状が悪化する恐れがあるためメイクをすることができないということです。
このような皮膚の症状に、さらに追い打ちをかけるのが紫外線です。
樋口予報士によると、「14日は10時間前後の日照時間で、紫外線も強くなり始めてくるだろう」とのことで、花粉と合わせて紫外線による肌への影響にも注意が必要です。
二子玉川ファミリー皮ふ科の玉城有紀院長によると、つばの広い帽子やサングラス、マスクなどを着用し肌を守ることが、花粉と紫外線の両方に効果的だといいます。
(「めざましテレビ」 2024年2月14日(水)放送より)