『院内警察』第8話完全版
武良井治(桐谷健太)は、勤務中に当直室で不倫行為をしていた男性医師に証拠写真を突きつけていた。
その医師が阿栖暮総合病院と製薬会社の取次役だという情報を得ていた武良井は、捜査を進めていた治験に関する情報と不倫の証拠写真破棄を交換条件として出す。
一方、榊原は他界した妹と同じHLHS<左心低形成症候群>に苦しんでいる少女・今井結依(梨里花)を励まそうと病室の外へ連れ出す。結依は親しかった入院患者・清宮松雄(でんでん)の死にショックを受け、すっかりふさぎ込んでいた。榊原は、そんな結依に不器用ながらも元気づけるための言葉をかける。
そんな折、院内交番に救急搬送されてきた患者が行方不明になったとの連絡が入る。
曽根崎茉莉(美山加恋)という名前と特徴を聞いた川本響子(長濱ねる)は、「高校の同級生かもしれない」と言って武良井とともに捜索を開始。病院近くの通りで倒れている茉莉を発見するが、川本が知る茉莉とは正反対の痩せ細った体型をしていた。
茉莉は摂食障害が原因で意識障害を起こしたために病院を抜け出したものと思われた。川本は、茉莉を気遣うが、その思いは彼女には届かない。