『おいハンサム!!』はノンフィクションに近いようで“とんでもないフィクション”
──約2年ぶりに撮影をして感じた作品の魅力を聞かせてください。
このドラマは、三姉妹と父親の関係が主軸。オブラートに包むことなく、あくまでも昭和的に「父親が教訓を言わせてもらうぞ」と、娘たちへ厳しさを含んだ愛や教えを言い聞かせていくもの。
こういう作品はありそうであまりないと思いますし、そこが魅力なのかなと思います。
あとは、日常をリアルに描いているのでノンフィクションに近いようで、とんでもないフィクションだと思っていて。どこにでもある家庭や会社内の光景を描いていますが、源太郎の言動だったり、三姉妹が恋人の態度が悪いからといって盛大に暴れたり、実はあり得ない…とまでは言わないけど、なかなかないことが起こっているんです。
娘たちが傷ついて帰ってくると、源太郎はゴルフクラブを持って、寝巻のまま外に飛び出していくなんてこと、実際にはないですよね(笑)。そのフィクション色の強さが、皆さんに面白がってもらえているのかなと感じています。
──コミュニケーションが希薄になっている現代にこのドラマを世に送り出す意味、源太郎のような父親を演じる意味はどう感じていますか?
時代は明らかに変わり、昭和の価値観は間違っていることのほうが多い、という空気になっています。だから僕らは口を閉ざしがちになるんですけど…でも、家族で集まる時間はもったほうがいい気がしています。
僕らは子どもの頃、食事をしているときはテレビを見ないで、みんなで話をしようと教わってきました。説教まではしなくても、「今何をしてる?」「ハマってるものは?」という会話をするだけでもいいので、家族でコミュニケーションをとる習慣は大事だなと、このドラマを撮影しながら感じています。
──放送を楽しみに待っている視聴者へメッセージをお願いします。
『おいハンサム!!』がこんなに愛されるとは当初正直思っていませんでした(笑)。そんななかでの続編ですが、いきなり海外に行ったり、大きな事件が起きたりはしません!
分かるか分からないかくらい微妙にスケールアップしているので(笑)、スケールアップした部分を見つけて楽しんでください。
撮影:今井裕治
スタイリスト:SAKAI
ヘアメイク:熊谷波江