佐久間アナ「アートを作るために自分の存在が必要というのは初めて」

このような、私たちが触れると反応するインタラクティブな仕掛けがあちらこちらに盛り込まれていて、知らないで通り過ぎるともったいないので、もう一つだけご紹介させていただくと、こんな普通の文字も触ると、そこからアートが展開されます。

木という文字に触れると…

そう、そこからニョキニョキと木が生えてくるのです。火、鳥、土などなど何が出てくるのか、ついつい次から次へと触ってしまいます。

木が生えてきました!

そして、木が生えているところに、さきほど見た花の動物が現れたり、まさにボーダレス、境界なく、あちこちの作品が紛れ込んできます。

その象徴なのがカラス。ある部屋に入り込んできたり、飛び去っていったり、縦横無尽に飛んでいて、すべてがつながっている、ということを実感します。

佐久間アナは「すべてが影響しあってて面白いですし、アートを作るために自分の存在が必要という体験をするのは初めてです」と“地図のないミュージアム”を堪能していました。

text by=Eiko Katsukawa