きっかけは好きなサッカー選手 半日で3000万円失った20代を取材
かつて、オンラインカジノにのめり込み、300万円の借金を抱えたという20代のAさんに話を聞きました。
オンラインカジノを始めたきっかけは、些細な好奇心だったといいます。
Aさん(20代):
スマホをいじっていたら、オンラインカジノのバナー広告が出てきて、好きなサッカー選手が広告塔になっていたりするので、興味本位でクリックしてしまいました。違法という認識は無かったです。
好きなサッカー選手が掲載された広告をきっかけにAさんが利用するようになったというサイトには、
「今 日本でもっとも注目のオンラインカジノ」
「カジノライセンスを取得しているため、安心安全にオンラインカジノを楽しむことができます。」
などと、“日本でも合法”と思わせるような文面が並んでいます。
そこでAさんがのめり込んでしまったのが、カードゲームの「バカラ」。賭ける金額もあっという間に大きくなっていきました。
Aさん:
1勝負あたり最大で1万ドルまで賭けられるんですけど、毎回1万ドル。30秒で1回決まる勝負に100万円以上ですね。それを何時間も繰り返すみたいなことをしていました。
朝起きてロングインして賭けて、手が空いたらすぐログインして賭ける。嫌なことがあったらすぐ賭けるし、嬉しいことがあっても賭ける、みたいな。
1勝負に1万ドル、100万円以上を賭け続けて、Aさんの収支は1年で3000万円のプラスになったといいます。ところが、ある日…
Aさん:
夜の7時ぐらいだったんですけど、暇つぶしに賭けようかなということで、ずっと賭け続けて、朝7時まで、12時間ずっとぶっ続けで賭け続けて、3000万円がゼロになってしまいました。
天井を見つめて、夢でも見ているんじゃないのかなと思って、このままじゃ死んでしまうというか、このまま賭け続けていたら本当に人生狂ってしまう、と。
Aさんがオンラインカジノにのめり込んだ期間は1年半。最後は300万円の借金が残ったといいます。
自身がギャンブル依存症であることを自覚し、現在はオンラインカジノから足を洗ったAさん。
Aさん:
僕も依存症になるなんて思っていなかったので、誰でも依存症になる可能性があるので、すごく怖いですね。
オンラインカジノをしない人生、そういった生き方をこれからも続けていきたいと思っています。
(2024年4月3日放送 めざましテレビ「ココ調」)