見上愛 自身が演じる沙耶の魅力は“人のことが考えられる強さ”
──前クールの『春になったら』から連続でのドラマ出演ですね。
『春になったら』の視聴者の方から、SNSで「(同作で演じていた)美奈子ちゃんを演じていた子が出るなら、次も見ようかな」というコメントをいただきました。そうやって次につながっていくこともですし、「出てるなら見よう」と思ってもらえることってすごく幸せだなと思って。そういう存在であり続けたいなと思いました。
──改めて、本作の台本を読んだ感想を聞かせてください。
ドロドロだなと思いました(笑)。復讐劇を久しぶりに読んだ気がするのですが…読んでいるとつらくなってきますね。いろいろなキャラクターの、いろいろな目的が理解できるので。
それぞれ自分が信じるものを追いかけているだけで、誰が悪いという話でもないですし、つらいです。
──木下紗耶はどのような人物だと捉えて演じていますか?
台本を読んでいるときも、2話までの放送を見た現段階も同じ印象なのですが、すごくいい子ですよね。
海斗(赤楚さん)の素の部分がよく出るのは紗耶とのシーンだと言われていたので、2人の“いいコンビ感”が出るように、会話のテンポなどは意識しています。
あとは、海斗に対するツンデレ具合を探っていて。毎回、海斗の反応が面白いので、そういう意味では手応えを感じながら演じています。
──演じるなかで気づいた紗耶の魅力は?
私が想像していたよりもずっと強い子だなと思いました。物語が進むにつれて、紗耶の思いも複雑になっていくんですけど、それでも芯はブレないですから。
このドラマの登場人物は、自分の思う正義のために人を犠牲にするキャラクターが多いと思うのですが、紗耶はその“犠牲”に対してちゃんと罪悪感を持っていて。「自分の正義のためなら何でもOK」というわけではないところを見ると、人のことが考えられる強さを持っている人なんだなと感じます。
あとは何より優しいですよね。そこが魅力です。
──本心が見えなかったり、裏の顔があったりする登場人物が多いですが、今後紗耶にも新たな一面が出てくることはありますか?
記者としていい記事を書きたいとか、海斗の手助けをしたいという芯はブレません。ブレないけど…という感じでしょうか(笑)。
──紗耶は海斗に淡い恋心を抱いていますが、その点、芝居で意識していることははありますか?
海斗にはバレないように、ただ視聴者には気持ちが見えないといけないので、塩梅が難しくて。台本だとセリフが終わったあとにト書きで「切ない表情」とか書かれていることが多いんですけど、その表情は監督と相談しながら作っています。