21年ぶりの『心はロンリー』復活は、後輩からの告白がきっかけ

西山:21年ぶりに『心はロンリー』を作ることになったきっかけは何だったんですか?

三宅:2022年の6月。バラエティーセンターの局長だった後輩がフジテレビから離れることになり「僕は、『心はロンリー』を見てフジテレビに入ろうと思ったんですよ。ぜひ“FINAL”を作れませんかね?」と打ち明けられた。

それをさんまさんに話したら、「それだけオファーがあるんだから、やりましょう」と。そして去年の12月に中華料理店で参宮橋金曜サークルの5人が久しぶりに集まって刑事ものをやりたいと盛り上がったんです。

左から)三宅恵介、西山喜久恵

そんな後輩からの言葉をきっかけに、20年ぶりにあのメンバーが集まり、月に1回くらいのペースで企画・台本を作成。『心はロンリー』には、台本にもさんまさんが深く関わっていて、企画やギャグのアイディアまで出しているそうです。

今回のテーマは、「父と娘の葛藤」。主役の刑事をさんまさんが、その一人娘を川口春奈さんが演じています。

西山:今回の『心はロンリー』の見どころを教えていただけますか?

三宅:今回のテーマは、「父と娘の葛藤」。娘は唯一父親に説教できる存在でしょ。ある種、さんまさんのドキュメントドラマになっているんですよ。川口さん演じる娘の「和久(わく)」という名前は、さんまさんがつけたんだけど、実際に大竹さんとの間に二人目の女の子が生まれたら「和久」という名前にするつもりだったそうで、その理由は「ワクワクして生きてワクワクして死にたい」という思いから。

「楽しくなければテレビじゃない!」を体現し、フジテレビのバラエティを牽引し続けてきた三宅さん。そんな三宅さんが笑いを作るにあたって何を大切にしてきたか聞いてみました。

西山:三宅さんが笑いを作るにあたって大事にしてきたことは?

左から)三宅恵介、西山喜久恵

三宅:師匠である萩本欽一さんから教わったことなんだけど、「普通の生活をしなさい」ということ。「笑いは普通をずらすこと」。普通が分からないと笑いも何もできない。笑いだから、とみんな変なことをやろうとするけどそうじゃない。あとは、みんなが嫌がることをしない。当たり前だけど大事なことなんですよ。

笑いは、もともと上の者・権力を風刺すること。それが今は、上の者が下に向かっている。それは、ただいじめているように見えて嫌なんだよね。