坂東龍汰 主演の広瀬アリスに「負けてられない」
──第1話の放送は、広瀬アリスさん、眞栄田郷敦さん、長濱ねるさん、綱啓永さんと5人で集まって鑑賞したそうですね。どのようなきっかけで集まったのでしょうか?
僕と広瀬さんと長濱さんで撮影をしていたときに「1話、みんなで見たいね」という話しになって、親睦会を兼ねて集まろうと話したのがきっかけだったと思います。これから最終話までの長い旅を共にするみんなですから、一致団結できたらいいねって。
──1話を見ながら、どんな話をしましたか?
綱だけ都合がつかなかったので、他の4人で1話を見たのですが…ずっとうるさかったです(笑)。各々がしゃべりたいことをしゃべっていて、それが副音声どころじゃないほど騒がしくて。
特に長濱さんが、明日香がテレビに映るたびに「かわいい~!」と連呼していたのが印象的でしたね(笑)。
──そんな皆さんとご一緒している撮影現場の雰囲気はいかがですか?
綱は今年2月から上演していた舞台『う蝕』でも一緒だったし、広瀬さんも郷敦も長濱さんもみんなおしゃべりで仲良しです。
高校生時代のシーンも多いので、みんなで「こんな感じだったよね?」とそれぞれの記憶を思い出しながら演じています。現代パートは重いシーンが多いので、高校時代の回想シーンは僕たちにとっても救いなんですよね。だから、みんな制服を着ると一気に開放されて、すごく盛り上がります(笑)。
──その現場で過ごすうえで、坂東さんが意識していることはありますか?
演じている智也というキャラクターは、抱えている問題があるけど、友だちといるときは常に明るい人。だから、僕も現場では智也のように明るくいようと意識しています。
広瀬さんは出番も多いですし、疲労も溜まっているはずなのにすごく明るくいてくださるんですよ。そういう広瀬さんの姿を見ていると「負けてられない」と思って、触発されています。
──キャストの皆さんと、それぞれの役に共通点はありますか?
広瀬さんはサバサバしていて、みんなを引っ張ってくれる人。演じている明日香は、信念はあるけど自分に自信がなくて。ご本人とのギャップがすごくあるなと思いながら見ています。
郷敦は、パッと見クールな感じですけど、話すと可愛い部分があって。急に少年のような笑顔を見せることがあるんですけど、そこが遥斗という役に効いているなと思います。
遥斗は僕が最初に台本を読んで受けた印象とは違っているのですが、それは遥斗の役に“眞栄田郷敦”という人の魅力が足されて、すごくステキな遥斗になっているからなんだと感じました。
長濱さんが演じている莉子は、結構サバサバしていて“強い女性”という感じ。でも、普段の長濱さんはすごく優しい声なんです。だから、普段と役とでは違う印象で、スイッチの切り替えが素晴らしいなと思っています。
綱は、役と本人が一番遠いですかね。和樹はいろいろと内に秘めている感じですが、綱自身は現場のムードメーカーです。そのギャップがすごいなと思っています。
僕は、智也と遠からずです。1人でいるときは結構静かですが、人といるときは周りの人が楽しくいてくれたらいいなと思って頑張っちゃうタイプなので(笑)。そこは似ていますね。