<多部未華子 インタビュー>
――地に足をつけて俳優を目指す金子さんと、ひょんなことから恋に浮かれるピン芸人・竹迫さん。対照的な2人が登場します。
エンターテインメント業界ってどこでどう当たるかわからないので、地に足がついているのが良いとも限らないかもしれません。浮かれているのが良いとは言わないですけれど、そういう人も何がきっかけで変わるかわからないですし。
それこそ、こうして『ザ・ノンフィクション』に出たことがきっかけで、誰かの目に留まって…みたいなことも無きにしもあらず、ですよね。だからこそ、エンタメ業界はなかなか厄介な世界かもしれないと思いました。
――竹迫さんは交際経験ゼロで、「彼女との妄想恋愛」を持ちネタに活動していますが、(養成所の)同期の女性と出会って人生が変わります。どんな印象を持ちましたか?
もちろん、芸人としてどこかで芽が出てほしいと応援しています。
だからこそ、その女性と出会って恋愛モードになったら(ネタの小道具で、架空の彼女を描いたパネル)“みいちゃん”を速攻で捨てる姿を見て、「なんだ!筋が通ってない!」と思ってしまいました(苦笑)。
でも、竹迫さんはまだ20代ですし、そうやって自分の感情に委ねて生きていくのも良いかもしれません。どんな恋愛を経験して、どんな人生を歩めば面白いネタにたどり着けるか、わからないですもんね。
――金子さんはアルバイトで生計を立てていますが、活躍の場を自ら作るため、劇団を立ち上げようとします。
お芝居も、いつ誰から何がきっかけで「上手い」と思ってもらえるかわからないので、難しいですよね。
ただ、金子さんは節約しながらもしっかり自炊をし、工夫しながら暮らしていて、あれだけ充実した生活が送れるなら、まだしばらく夢を追っていてもいいのかなと思いました。
でも一方で、その堅実っぷりがかえって良くないのかもしれない、とも感じて。
というのも、よく劇団出身の方から、「飲んだくれて、交際相手の生活費で生きてたよ」みたいな話を聞いてきたので(笑)。今時そういう方は少ないかもしれないですし、結局どんな生き方がプラスになるかわからないので、どちらが良いとも言えないですが…。
――竹迫さんが、ネタ見せで厳しいダメ出しをされる場面もありました。多部さんは、何か壁にぶつかったときはどう乗り越えますか?
私は“方向転換”をするのが得意なタイプだと思うので、「どうしよう」と思ったり行き詰まったりしたときは、「これがダメならこっちで」と切り替えます。
良い意味ですぐ開き直って「もういいや」と思えるので、“ぶつかって前に進めない”みたいな経験も少ないと思います。
逆に言うと、竹迫さんのように「自分はこのスタイルでいくしかない」というこだわりが、あまりないのかもしれません。
予告動画
YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告動画を配信中!6月30日(日)14時~「東京 家賃2万5000円~僕が四畳半で見る夢~前編」予告。
配信スケジュール
6月16日放送「声優になりたくて2 ~アヤの後悔しない生き方~」が6月30日まで、6月23日放送「おくりびとになりたくて ~大切な誰かと別れるとき~」が7月7日まで、TVer・FODで無料配信中です。