津野が海を迎えに来た。夏が名乗ると津野の顔色が曇る。

夏は葬儀場を出る。すると、津野から夏が来ていることを知らされた朱音が追ってきた。

水季の母だと名乗る朱音は、夏に自分の連絡先だとメモを渡す。そして、朱音は海が夏と水季の子どもであることを明かした。水季はあの時、手術を受けていなかったのだ。

突然のことに困惑する夏に、朱音は別れてからの水季の7年間を想像してほしいと告げる。

津野から夏の名前を聞かされた海は喜ぶ。そして、別れ際、「夏くん!」と呼びかける海の姿に、夏にはあの頃の水季が重なって見えて…。

半ば放心状態のまま夏がアパートに帰ると、弥生が待っていた。様子がおかしいことに気づいた弥生は、夏を労わる。しかし、夏の心は弥生の言葉が届かないほど混乱していた。