――前作を経て、本田さんが変わったと感じるところ、変わらないところはありますか。

平野:そんなに変わってはいないです。ただ、(ほかの作品のために)髪を金髪にしているのを見て、「人は変わっていくんだね」と、冗談っぽく言ってみたり…(笑)。受け答えは昔から変わらず真面目ですが、彼のほうからスタッフを気にかけるような発言も垣間見えて、より周りを見られるようになったのかなと思います。

『波うららかに、めおと日和』第3話より

宋:キャストからもスタッフからも愛されていますね。いろいろな作品を経験して戻ってきたことで、周りがよく見えるようになったり、お芝居に少し自信がついたりしたようにも感じます。でも、本田さん自身の魅力は変わっていなくて、そこはホッとしました。

なつ美と瀧昌それぞれが感じる戦争の足音…この時代の夫婦の思い

――第2話では、なつ美の幼馴染・瀬田準太郎(小宮璃央)が出征し、戦争の足音が近づいてきました。続編では、どこまで戦争を描くかについても話し合ったのでしょうか。

平野:僕らは「何年後」とか、どんどん先に進む提案をしてしまいがちですけど、原作はそうではなく、ゆっくり進む。それも、この作品の良さだと思います。

今回は、戦争の気配を感じさせる場面をもう少し増やそうと話しました。時代を先に進めるというより、「戦争を感じさせるものは何だろう」と考えて描いています。どこまで描くかは決めていますが、原作にはない範囲でも、戦争の気配は少しずつ加えています。

『波うららかに、めおと日和』第2話より

宋:続編を作ると決まったときから、どこまで時代を進めるかは、かなり話し合ってきました。前作は戦争の影が少し見えたところで終わりましたが、今回は時間が進んだ分、生活の中で戦争を感じる場面も増えていると思います。

『波うららかに、めおと日和』第3話より

なつ美の生活範囲と、瀧昌が仕事をしている範囲では、戦争を感じる部分も違うはず。二人がそれぞれ違うものを感じることが、実際にその時代を生きていた人たちの感覚にもつながるのではないかと思っています。

ただ夫婦生活を楽しむだけではなく、この時代を生きた夫婦だからこその思いも伝えたい。そのバランスを考えながら、最終話まで作っています。

『波うららかに、めおと日和』公式サイト

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