しかし、堀井は今回の事故をきっかけに、房江の現実をしっかりと受け入れなければならないと痛感。ちゃんと介護認定を申請して、ホームヘルパーをお願いすることに決めようとする。
その時、順太の三次救急で北新宿救命救急センターに行っていた啓介が戻ってきた。ヨウコの見立て通りだったが、手術は無事成功し、順太は大事に至らず済んだと啓介から聞き、安堵する面々。
そして、房江の病室に移動したヨウコは、骨がくっつくのに1ヵ月ぐらいかかると言い、当分は寝たきり生活になることを伝える。
落ち込む房江だが、啓介からリハビリがてら“まごころ”にしばらく入院しないかという提案を受けた。
英輝に扮した堀井の後押しもあり、お言葉に甘えて入院することに決めた房江。そして、正式に認知症と診断され、“まごころ”で本格的な介護生活がスタートするのだった。
一方、享はNPO法人「Not Alone」でボランティア活動を続けていたが、やがてホームレスの人たちが診察を受けにきたり、生活保護申請を受けるため“まごころ”にやってきたりと、見回り医療サービスが少しずつではあるが形になってきていた。
そして、房江の病室では、房江の自転車とぶつかり救急搬送された順太が面会にやって来る。 誠心誠意、心を込めて謝罪する房江。その後の怪我の具合を聞くと、順太は満面の笑みでサムズアップをし、無事を伝えるのだった。