房江も後続の救急車で“まごころ”へ搬送されており、ヨウコは人手が足りないと白木に伝え、急いでヘルプを呼ぶように指示を出す。
そんな状況とは知らず、享は気まずい空気が流れるなか、南と岡本と一緒に映画を見に来ていた。
2人の間に陣取った享は2人のためにポップコーンを買いに行くが、南は岡本に何で連れてきたのかと、嫌悪感をあらわに。
その時、聖まごころ病院から享の携帯に連絡が。ポップコーン片手に“まごころ”へ駆けつける享。そのタイミングで房江も“まごころ”へ搬送されてくる。
堀井の母が起こした交通事故であると知った享は状況が理解できず、困惑するが、ヨウコは股関節の後方脱臼に、脊椎骨折の可能性もあり、重症だと伝え、急いで処置の準備をするように享に伝えた。
そして、順太のCT検査をした啓介は、頭蓋内の異常は見当たらず、脳震盪の疑いを示唆するが、激しい痛みを訴える順太の肘を見て、ヨウコは三次救急へ搬送することを告げる。
順太の肘は折れた骨が皮下組織に引っかかって、凹みが起きており、神経麻痺を起こしている可能性があると言う。
ヨウコは、順太にサムズアップや手のひらをグーやパーにしてと指示するが痛くて動かせないと訴える順太。
このまま放っておくと、橈骨神経麻痺の後遺症が残る可能性があり、最悪のケースを想定すると事故を起こした加害者側である房江の罪になってしまうと話すヨウコ。
状況を鑑みた啓介は北新宿救命救急センターの医師・広重(画大)へ連絡を取るように白木に伝えた。