<芦田愛菜 コメント>

――第1話放送が目前となりましたが、今の率直なお気持ちをお聞かせください。

お話をいただいてから、役作りをしている最中、そして今に至るまで、悩むことも多々ありながら南と毎日向き合ってきたので、どんなふうに受け止めてもらえるか不安な部分もありますが、いよいよみなさまにお届けできる!と思うと、うれしいです。

――完成した第1話をご覧になった感想を教えてください。

自閉症の特徴として、南は人の目を見るのが苦手なので、お芝居をする時は目を見ないようにしているため、実は、お芝居をされているときのみなさんの表情もあまり見ることができませんでした。

完成した第1話を見て、そこで初めてみなさんの表情をしっかりと見て、こんなにやさしく温かく見守ってくれているんだ、と南として、とてもうれしくなりました。

南は自分の気持ちを表出するのが苦手な部分もあるのですが、特に初法廷で南が自分について話すシーンは、そんな南がどのくらい言葉に思いをのせるのか、その感情が表情に表れるのか、かなり悩んで、何度も挑戦させていただいたシーンでもあるので、ぜひ視聴者のみなさまにも、南を見守る登場人物たちと同じ気持ちで、温かく受け取っていただけたらうれしいです。

――クランクインから約2ヵ月が経ちましたが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?

待ち時間には笑顔が絶えない一方で、お芝居のことになると、このシーンをより良くするためにはどうしたらいいだろうと真剣な話し合いをすることができる、素敵な現場だなと感じています。

特に高橋(文哉)さんとは、プロデューサーさんや監督、監修の先生とも相談しながら、南と湊人らしい距離の詰め方や、それぞれのキャラクターとしての在り方、このシーンをどんなふうに見てもらいたいかなどを話し合いながら撮影を進めていくことができていて、とても心強い方とお芝居ができて良かったなと思っています。

――撮影を重ねるなかで、ご自身の役への理解や向き合い方に変化はありましたか?

南との向き合い方や、南の根底にあるものに関しては変わっていないような気がしますが、物語が進むにつれてシナリオのなかでも成長していく南と一緒に、私自身が表現することのできる南も少しパワーアップしていけているような感覚はあります。

南は自閉症の特徴から、感情の表出の幅は広くはありませんが、そのなかでも心の揺れを表現して、南の魅力をお届けしていけたらなと思っています。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

南はさまざまな事件や人々に出会うことで、なりたい自分を探していったり、自分のなかに芽生えた新しい感情を見つけたりしていきますが、そんな出会いを通じて奮闘する南を、応援したい!と思ってもらえるように、何事にも一生懸命な南をかわいらしく演じることができたらなと思っています。

ご覧になったみなさまに、私も明日から南と一緒に頑張ろう、と思っていただけたらうれしいです。