松本若菜さんが、『ザ・ノンフィクション「夢と修業と初恋と2 前編~新米講師と15歳の涙~」』(10月18日(日)放送/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。

大阪府にある「宮大工養成塾」には、作業中は私語厳禁、スマホは禁止という厳しいルールがあります。塾長の下、3年をかけて神社仏閣を修復する技を学ぶ若者たちの思いとは――。

ナレーション収録後、松本さんにインタビュー。前作から約1年ぶりに見つめた塾生たちの印象、新たにやってきた15歳の奮闘を見ての思い、また、自身の仕事観についても聞きました。

作業中は私語厳禁、スマホNGで宮大工を目指す15歳が涙

初めて親元を離れ、涙を流す15歳。教わる側から教える側になった21歳。宮大工の養成塾に、新入生と新米講師の春がやってきました。

大阪府太子町にある「宮大工養成塾」。作業中は私語厳禁、スマホは禁止。寮のスペースは一人わずか1畳、食事は正座で黙食。塾長の金田優さん(40)の下、3年をかけて神社仏閣を修復する技を学びます。

その門をたたいた一人が、中学を卒業したばかりの双葉さん(15)。母の勧めもあり、手先の器用さを生かそうと、高校へは進まず宮大工の道を選びました。

新入生の双葉さん(中央)

入塾式の日、双葉さんは、風邪のため出席できなかった母と電話で話すと、一人、寮で涙を流します。実習ではのこぎりに苦戦し、「毎日研ぐ」と砥石に目標を書いていたのに、入塾式からわずか5日目の夜、姿を消してしまいます。

そんな新入生たちを教えるのが、宮大工養成塾を卒業した片山さん(21)。叱られてばかりだった彼が、今は講師として後輩を指導する立場に。ところが、初めて現場監督を任された灯籠の修復では、想定外の作業に手間取ることになります。

頼れる先輩がいない現場で、任される重さを知った片山さん。そんな彼の目下の悩みは、慣れない仕事に余裕がなく、昨年から付き合っている恋人と会えないこと。連絡の少なさを指摘され、彼女の気持ちが離れていないか心配しますが…。

現場を任される片山さん(左)

厳しい修業に食らいつき、初めての恋に悩み、親元を離れた寂しさも抱えながらも、宮大工の夢を追う若者たち。そのひたむきな姿と、たくましく成長していく日々をカメラが見つめます。