中村倫也:
設楽さん、前回の食事会から1年ほどたちましたね。秋ということでまぜご飯がおいしい季節でございますね。またおいしい和食に連れてってください。

ゆる〜い空気感でインタビューに答えてくれたのは、『ノンストップ!』MC設楽統のお友達、俳優・中村倫也39歳。

そんな中村さんが今回挑戦したのが、10月23日公開『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』で日本版の特別声優です。

演じるのは、シリーズでおなじみのキャラクター“配達員”。
今回は、ハロウィーンの牧場に怪物が現れ、まさかの大騒動に!牧場を守るため、ショーンたちが大奮闘します!

そんなドタバタ劇が毎回繰り広げられる『ひつじのショーン』ですが、そう、セリフは一切ないんです。

中村倫也:
もともと『ひつじのショーン』はセリフのない作品なので、その中で吹き替えというか、日本語を、ボイスキャストみたいなことをやる必要がない、本来ものなので…、(オファーがあったとき)「どういうこと?」って思ったんですけど(笑)。
大好きなショーンの世界に入れるならということでやろうと思ったんですけど、いざ言葉がないんで、何をすればいいのやらというところから始まって、何にも具体的なことは浮かばないまま行きました(笑)。

では、セリフのないショーンに、中村さんは一体どうやって声を吹き込んだのでしょうか?

セリフのない特殊な吹き替え…中村倫也のスゴさ

中村倫也:
吹き替えとかアニメとかの台本って上にタイムが書いてあって、音を発するキャラクターの名前があって。で、下にセリフだったらセリフがあるんですけど、今回は「驚く」とか「横を振り向く」とかみたいなことだけ、カッコで書いてあったような気がしますね。

そんな、言葉にならない声や音を表現する特殊な吹き替えに挑むため、 自宅で練習していると あることに気づいたそうで…、

中村倫也:
僕が演じる配達員の造形からちょっと声が細くて高い、なよっとした感じのイメージがあったんで家で「んあっ」とか言ってやってたんですよ。
ちょっと声が細い「あー!えー!わー!」とかって。でもどれが正解かは分からず、でも家でやってる時に発見があって、僕のちょっと声が細い「わぁ」とかっていう声を7倍ぐらいにして声高くするとキテレツ大百科のトンガリの声になるってことが分かりまして。

「ブタゴリラ!」(トンガリ風に)「みよちゃん!」(トンガリ風に)
そういう意味で言うと、今回の吹き替えは20%トンガリぐらい。結果的にそういう僕の中の20%トンガリが今回の僕の仕事でした。

中村さんの20%トンガリにも注目です!

そんな中村さん、実は約20年前から「ひつじのショーン」の大ファン。
大好きな作品に、自ら声を吹き込む…。時を経て訪れた、思いがけない縁でした。

中村倫也:
初めて一人暮らしをした家で、何げなくテレビのチャンネルを回していたら『ひつじのショーン』がやってて、売れない無名俳優の頃ですけど、40歳間近になって仕事でね、関わらせてもらえて、何かうれしいですし、不思議な時の流れだなって思いますね。
この仕事をしてると、それこそバナナマンさんもそうなんですけど、バナナマンさんのコントも多分ショーンと出会った頃と同じぐらいの時、20代前半の頃に出会ってて、今仕事で関わらせていただいたり、プライベートでもお世話になったり、そういう思ってもみなかったことがいっぱいあって。だから当時の家でただ見てた僕はこんなふうに関わるなんて夢にも思わなかったですけど、何か人生っていいなって思うんですよね。かつては想像もつかなかった。

「今」へと続く俳優人生。まもなく40歳を迎える今、ご自身の変化について思うこともあるようで…

中村倫也:
もうすぐ年末で40になるんですけど、どんどん小学校時代の性格に戻ってきてて、何か「元々こういうやつだったんだろうな、俺」って、最近すごく感じるんですけど、多分マイペースなんでしょうね。天気のいい日に外を歩いて花とか見てたら、もうそれでいいです。だからあんまストレスも感じないんですよね。多分常にリラックスしちゃってて良くないなって思います。「緊張感を持て」って思います。

中村倫也も…ノンストップ!

(「ノンストップ!」10月20日放送より)