客「おでんがちょうど恋しい季節です」

今、おでんに使う練り物の仕入れ値が、去年の同じ時期と比べて1.5倍ほどに高騰しているといいます。

さらに、家庭でおでんを楽しもうと、多くの人が買い物に訪れるおでんの種を売る専門店でも…、

塚田水産 塚田亮代表:
(練り物には)スケトウダラというお魚を使っています。春頃と比べて約3割ぐらいの原料の値上げがありました。

この店の約50種、全ての練り物に使うすり身の原料「スケトウダラ」の価格が高騰。
その原因は、国内のスケトウダラ漁獲量の減少です。

1990年頃と比べると、約10分の1ほどに。

さらに…輸入ものについても、最新のデータでは、冷凍たらのすり身の価格が徐々に上がり続け…去年の同じ時期に比べて、100円近く高くなっています。

塚田水産 塚田亮代表:
10円ぐらいずつ値上げはしましたが、やはりこの日常の食べ物なので、そう頻繁に値上げすることもできず…。

こうした中、店を訪れた人も…。

購入者:
ちょっと寒くもなってきたし、みんなで集まる機会におでんパーティーしようかとなりました。さつま揚げがおいしいので、さつま揚げとか買いに来ました。

――いくら買いましたか?
7000円。

購入者:
バンバン「これもこれもこれも、この辺この辺一通り」みたいな感じで(買っていたが)「これとこれとこれとこれ」みたいな、(買うものを選ぶ)感じに変わってきたかもしれない。

さらに、練り物の値上げの波で、影響が出てきているのが…

新鮮市場 東本郷店 飯田智成店長:
かまぼこです。10円ぐらい上がっているので、今年は、さらにおせちとかかまぼこ、伊達巻きが上がってくるかなって、これから商談なのでちょっと心配ですね。

正月のおせちシーズンが迫る中、スーパーでは、発注や価格設定に頭を悩ませる日々が続いているといいます。

新鮮市場 東本郷店 飯田智成店長:
今まで2ケース頼んでいたところ、ちょっと1ケースで様子見ようかとか。できる限り市場で交渉して少しでもお客さんに安いものを届ける。もうめちゃめちゃ悩ましいです。

売り場を訪れた買い物客の様子は…、

70代男性:
だいたいここの値段(なら買う)ってあるんです。だから、それに見合わないから、次回に持ち越し。

“物価高の味方”かにかまにも値上げの波が…

そんな中、別の買い物客が手に取ったのは…、

30代主婦:
かにかまは比較的安いので、手に取ったんですけど、それ以外はちょっと高いので、なかなか手がでないですね。

他の練り物に比べて、値段のお手頃さから、物価高の味方となっている“かにかま”。
しかし実は今、そのかにかまにまで値上げの波が押し寄せているのです。

新鮮市場 東本郷店 飯田智成店長:
(かにかまは)手頃で100円切って販売するっていうのが当たり前だったんですけど、これも原価が5円、先月から上がっています。誰もがこれ安くて当たり前だろっていう商品が、3桁(の値段)になっちゃったので、しばらくはこれに慣れてもらうしかないのかなと思います。

家計の味方・かにかまにも及ぶ値上げ、その理由は…。

倉田大誠アナウンサー:
高騰の理由のひとつにスケトウダラの漁獲量減少がありますが、もうひとつが、かにかまの世界的な需要の高まりです。
かにかまがタイではたこ焼きに、ケニアでは火鍋に、ベルギーではサラダが棚一面に置かれ、アメリカではディップソースセットに使われていて、スーパーボウルなど大きなイベントでも売られているということです。

(「ノンストップ!」2026年10月19日放送より)