9月1日、『ノンストップ!』が訪れたのは、都内のデンタルクリニック。多くの患者が虫歯治療に来ていました。
神田橋デンタルオフィス 帆足公人理事長:
やはり夏という季節から食の変化とか生活のリズムが変わってきて、虫歯が増えてるっていうことは言えると思います。
医師によると、夏はアイスやスポーツドリンクなど甘いものを食べる機会が増加。
さらに、暑さで口内も乾燥することが多くなることで、虫歯になり歯科医院に来る人も増える傾向にあるといいます。
また厚労省の調査によると、年齢が上がるごとに、虫歯を経験する人が増えますが…、
25歳以上では75%以上と、ほとんどの人が虫歯になったことがあるという結果に。
虫歯になる前の予防「歯科ドック」とは?
東京・銀座にあるデンタルクリニックを訪れた人が受けていたのは「歯科ドック」です。
患者の女性(60代):
80歳まで全部自分の歯を残したいっていう希望がありますので、そのために必要なケアとか、今どういう状況になっているかとか現状を把握したい。
「歯科ドック」とは、歯の治療とは異なり、虫歯の原因となる菌の多さや歯周病になる可能性などを知ることで予防や対策につなげる検査です。
グランプロデンタルクリニック銀座 福島一隆院長:
何年後かにこういったトラブルになるんじゃないかな。それを未然に防ぎたい、そういった目的で行っているのが歯科ドックっていうような位置づけです。
一体、どのような検査を行うのでしょうか?
福島院長:
この辺に菌がいそうですね。
歯科ドックは、カウンセリングから始まり、歯肉や歯周病の検査。噛み合わせをチェックするため、顔写真を撮影したり、歯の詳細などを確認するためエックス線撮影をするなど、約2時間かけて様々な角度から行います。
その後、すぐに検査結果を患者に伝えます。
福島院長:
まず虫歯菌は平均より多いです。残念ながら。
患者の女性(60代):
残念…。
福島院長:
(虫歯は)酸性が大好きなんです。残念ながら口の中酸性です。だから虫歯菌にとってはパラダイスです。だから虫歯になっちゃうんですね。
厳しい結果に…それでも手厚いサポートが。
このクリニックでは、検査結果を数値化。今後のアドバイスなども含め、80ページ以上に及ぶレポートにして患者に渡しているといいます。
約2時間に渡る検査と、レポートを含め費用は10万円。けっして安くはありませんが…
患者の女性(60代):
価値はあると思います。例えば唾液の自分の検査とか、その虫歯菌がどのぐらいあって、実際に自分の口の中にどのぐらいいるのかとかきょう知れたので、そのことはすごく大きいと思います。
虫歯の原因のひとつ「ちびだら習慣」とは?
虫歯の原因の1つと指摘されるのが、お菓子などの間食をちびちびだらだらと食べる「ちびだら習慣」です。
神田橋デンタルオフィス 帆足公人理事長:
大人であればペットボトルを置いてずっと飲みながら、仕事をしているとか、そういうのは虫歯にとってはよくないですね。ずっと歯が溶けてる。
良くないと分かっていても、ついやってしまう「ちびだら習慣」。
虫歯にならないための対処法は…?「歯」についての身近なギモンを専門家に聞きます!
大人になるにつれ増える虫歯 対処法は?
堀池亮介アナウンサー:
きょうは歯科医で歯学博士の照山裕子先生に解説いただきます。
この時期注意が必要な大人のむし歯。ならないためにはどうすればいいのか?照山先生によるとポイントこちらになります。
・ダラダラは最小限 食べる回数を増やさない
・歯磨き後のうがいは1回 フッ素を残すことが大切
・フロスや歯間ブラシを積極的に使う
歯科医・歯学博士 照山裕子先生:
何か食べたり飲んだりすると、口の中というのは酸性に傾く性質がありますので、その時間が長ければ長いほど歯が溶けてしまうんですね。ですから回数をある程度制限した方が虫歯予防には効果的です。
MC設楽統:
回数というのは1日の中で間食をする回数ですか?
照山裕子先生:
そうですね。例えばおやつ食べたかったら食事の後すぐ食べちゃうとか。時間を置いて食べるとまた酸性に傾くタイミングが増えるので。
堀池アナ:
うがいも1回?これ歯磨き後ってことですか?
照山裕子先生:
歯磨き粉の中に虫歯予防のフッ素という成分が入ってますので、これをしっかり残すためには1回だけにしていただいて。
設楽:
気持ち悪いかもしれないけど、結構聞いたことある。なんならぐじゅぐじゅしなくたっていいぐらい?でも気持ち悪くない?
照山裕子先生:
そうなんですよ。なのでそういう方には一回しっかりゆすぎきった後に、フッ素ジェルというものがありますので、すり込むという方法もあります。
堀池アナ:
さらに歯ブラシだけではなくて、フロスや歯間ブラシこういったものも同時に使うと効果があると?
照山裕子先生:
隙間が虫歯リスクが高いです。最低1日1回はおこなってください。
設楽:
なるほどじゃあもう癖にしている人はいいかもしれないですね。
歯についての気になるギモンを募集
番組では100人の方にアンケートを実施。多く挙がった疑問まとめました。
ギモン:歯磨きとマウスウォッシュ効果の使い分けどうすればいいのか?
設楽:
マウスウォッシュは割と使うんですよ。歯磨きとマウスウォッシュ効果の使い分けこれちょっと気になります。
本番前とか常に持ってますし、あとは家でもう朝起きたりしたらやったりとか、もうやんないと気持ち悪くなっちゃう。
堀池アナ:
先生によると「アタック&ブロック」と…どういうことなんでしょう?
照山裕子先生:
基本的に「汚れは歯ブラシで取る」。その後のきれいな状態をキープするのがマウスウォッシュというのが、正しい使い方です。
設楽さんのように気になった時にお使いになるというのは、特には問題ないんですけれども、やっぱり虫歯予防って考えた時はですね。歯磨きをメインにしていただいた方がいいというところです。
ギモン:虫歯予防に効果的な食べ物は?
堀池アナ:
効果的な食べ物とは?実はチーズだということなんです。
照山裕子先生:
チーズは、カルシウムとかリンを含んでいますので、酸性になったお口の中を中和してくれる働きがチーズにはあるよというふうに考えられているので、ちびちび食べても虫歯リスクが低いというところです。
設楽:
アルカリ性にした方がいいんですか?
照山裕子先生:
中和した方がいいです。
ガムも汚れは取ってくれますし、唾液をしっかり出す効果がありますので悪くはないです。
設楽:
チーズとワイン一緒にはどうなんですか?
照山裕子先生:
ワインが実は酸性度が高いんですよね。なのでチェイサーを含みつつ、ちびちびとやっていただけるのであれば。
ギモン:歯磨き粉の選び方は?
ゆうちゃみ:
やっぱり今いろんな種類の歯磨き粉があるので、どれを選んだらいいかというのはちょっと気になります。
照山裕子先生:
歯の健康状態に応じて使い分けしてください。どういうリスクがあるかというのは
それぞれ個人差があります。虫歯リスクが高い方、それから汚れがつきやすい方、また例えば歯茎が腫れやすい方、これ全部ターゲットが違いますので。歯磨き粉もその時の自分の体調とかコンディションに合わせて選んであげるというのが賢い使い方ですね。
ギモン:虫歯と遺伝って関係あるの?
設楽:
ありそう。子供とかが小さい頃かわいいからってキスとかしちゃダメみたいな、虫歯菌がうつるというそういうなんか、親が持ってたらなるんじゃないかな?
照山裕子先生:
現時点ではこれ学術的なエビデンスはなく、歯の質とか唾液の回復する力とかっていうのは多少個人差はあると思います
ただ生活習慣の方が虫歯の発生には一番関わっているというふうに考えられているのでお口の中のやっぱり環境ですね。
同じようにおやつを食べて寝てしまったりすると親子で虫歯になりますので、そういう歯磨き習慣とかを皆さんで共有するということが大事になってきます。
(『ノンストップ!』2026年9月2日放送より)
