藤岡弘、:
サバイバルファミリーで参りました。
生き抜くためにあらゆるスキルを身につけてきた、それをこのファミリーに伝えてきた自分としては、非常にこの映画は僕にとって全てをあらわしてくれた。
8月24日、現在公開中の映画『ラスト・サバイバー』のイベントが行われ、俳優・武道家としても知られる藤岡弘、さんと、藤岡家の長女・天翔愛さん、長男の藤岡真威人さん、次女の天翔天音さん、三女の藤岡舞衣さんの藤岡ファミリーが勢ぞろいしました。
イベント終了後、『ノンストップ!』は藤岡ファミリーを直撃。
藤岡さんといえば、これまで世界100カ国以上のジャングルや危険地帯を生き抜き、今年80歳を迎えてもなお、衰えを知らないミスターサバイバー。
藤岡弘、80歳パワーで長男と「握力測定」勝負!
まずは藤岡さんのパワーを、握力測定器を使って見せてもらうことに…。ちなみに80歳以上の男性の平均握力値は、約30㎏。
取材スタッフ:
せ~の…
藤岡弘、:
(※力み)
結果は39.5㎏。平均値よりも、10㎏近く高い数値をマーク。
そして、藤岡家の長男、現在22歳の真威人さんにも挑戦していただきました。
結果は、父親を約3.4キロ上回る42.9㎏という結果に。すると…
藤岡弘、:
もう一回やってみていいかな?今ちょっと…
武道家の血が騒いだのかもう一度測定することに。
藤岡弘、:
あ~やっぱり…やり方が違ったんだな、45.5キロだ…
――1回目は真威人さんの方が強かったですよね?
強かった…2回目では俺が勝ったけどな…。
「我が子であろうと負けるわけにはいかない」それが藤岡弘、流。
そんな藤岡さんに、子供たちにここまでどんな「教訓」を伝えてきたのかを伺うと、藤岡流“侍語録”が炸裂しました。
藤岡弘、「全てのスキルをつかうために環境を武器にしていく…」
この語録にまつわるエピソードを、長男の真威人さんと三女の舞衣さんが明かしてくれました。
真威人:
まだちっちゃい頃に釣りに行ったときに、いわゆる釣り具屋さんで買った餌をつけてやっていたんですけど、全然釣れなくて「お父さん、全然釣れないんだけど、どうすればいい?」って聞いたら、「そんなもん使っちゃだめだ、バッタ探してこい」と言って。
とんでもなくでかいトノサマバッタをわしづかみで捕まえて、それを針にかけて投げたんですよ。そしたらすぐでっかいイワナが釣れて…、「ここにいる生き物を魚は食べているから、現地で餌を探す、釣具屋さんで飼った餌なんてつけるな」と言われて…。
舞衣:
あと、「捕まえた魚のおなかを切って腹の中にいる虫を見れば、その魚が食べているものがわかるから、それを見つけてその場で、やったら、もっと捕れるよ」って…。
藤岡弘、:
よく覚えているね、賢いね(※娘の頭をなでる)
藤岡さん流のサバイバル哲学。そこには子供たちへ伝えたい「人生の教訓」が込められていました。
藤岡弘、:
「生きるということは芸術」だと思うんですよ、苦労しないと「苦しみからじゃないと愛を身につけることはできない」んですよ、だから芸術としてその苦しみを受け入れて、人の痛みや悲しみや苦しみを自分のことのように考えていくような子供になってもらいたい。
さらに、子供たちへの教訓は他にも…。
藤岡弘、:
例えばね、僕今襲われたとしても武器があるんだよちゃんと…
(※胸のポケットからペンを取り出す)。
舞衣:
ボールペン?
天音:
殺される…?
藤岡弘、:
こう!これでも武器になるんだよ。お父さんは急所を全部知っているから急所を突くだけでもう崩れ落ちる…何人向かってこようと、全員急所を突いていけば崩れ落ちるから、力は要らない。
天音:
もし、後ろから来たら?
藤岡弘、:
後ろから来ても全然大丈夫…、上も…。
真威人:
一つ直してほしいところは、こういうことを行く先々で突然やったりする…(笑)
藤岡弘、:
それが“備え”なんだよ、想定した上で何が起きてもそれに対して自分の中にちょっとでも(備えが)あると安心感が出るだろ、それが大事なんだよ…。
「人の急所を知ることは攻撃のためではなく安心感」。
子供たちへの“人生の教訓”を語ってくれた藤岡弘、さん。
その素顔をさらに探るべく藤岡ファミリー5人の超貴重な晩さん会に、お邪魔させていただきました。
藤岡ファミリー5人のお食事TIMEに潜入
午後6時、藤岡ファミリーが到着したのは…、松屋銀座の屋上で9月30日までバーベキューが楽しめる「美しくなるビアガーデン」。藤岡ファミリーのバーベキュー、スタートです。
藤岡弘、:
うわ~最高…いいね~これ…
甘みのある上品な油が特徴の、松阪牛のランプ肉や、スモーキーな風味が特徴のスパイスにつけ込んだ牛サーロインが堪能できる1人前1万3000円の「和牛プラン」です。
藤岡弘、:
はい、かんぱ~い…
真威人:
待って、全部焼いたの?肉
愛:
なんかさそっち量多くない?1,2,3、4、5…
天音:
みんなで分けるんじゃないの?
真威人:
一気に焼くの~?
天音:
全部焼いちゃおうって言ったじゃん…。
モメはじめる子供たちをほほえましく見守ります。
藤岡弘、:
感謝を込めてありがとう。おいしい!
真威人:
う~ん!おいしい!
愛:
やわらか!脂が上質でおいしいです
真威人:
和牛だね、和牛!!
さっきまで言い合いをしていたきょうだいも、おいしい料理の前では笑顔が…。
真威人:
みんな寝るか、おいしいもの食べれば、機嫌が直るんですよ、単純だから。
藤岡弘、:
風呂の入る順番でけんかしたりさ、何で先に入ったんだとかね、何でそんな長時間入るんだとかね。そんな程度のけんかなんだけど、翌日になると、ケロッと忘れて…。
ケンカしてもすぐ仲直り、それは藤岡ファミリーがある時間をとても大事にしているからなんだそうで…。
天音:
いつも家族そろっている時は、(父が)家族6人分の食事をわ~って、栄養を考えられたのを作ってくれる…。
愛:
みんな忙しいけど、唯一食事になったら、みんな一つになれる瞬間なんですよね。
真威人:
出来たてを食べてもらえないとすっごい怒るんですよ、「温かいうちに食べろ!」って言うから僕らも「ちょっと待ってよ」とか言うと、部屋まで来て降りてこいと言って。
舞衣:
「早く食べなさい!」って。
食事のことになると少し、めんどくさくなるという藤岡さん。しかし…藤岡さんにとって食事の時間は本音を聞き出す、大事なコミュニケーション。
藤岡弘、:
一人一人の今の思いというか、今の考え方とかそれを確認している時がある、親としてね。今心が安定しているなとか、今何か気になっているなとか、何かプレッシャーに困っているなとか、いろいろなことがわかるから、それを見極めた上で、話しかけていく。
こういう食事の時が一番話しても返ってくるんですよ、本音が本質がね。食事を通して子供たちの本音に寄り添う、それが藤岡流、子供との向き合い方だと言います。
そして…。
藤岡弘、:
私も人間80年生きてきて、いろいろな失敗は山のようにあって、自分の誇れるものは失敗の数ですよ。だから失敗こそが自分を成長させる大きな要因だと思うし、苦しんで悩んで悲しんで痛んでのたうち回って、それが大きな力になると私は確信しているんで、その事をぜひ子供たちにしっかりと気づいてもらいたいなと思っています。
藤岡弘、:
藤岡ファミリーも…
全員:
ノンストップ!
(『ノンストップ!』2026年9月1日放送より)
