岸惠子さん(当時86)〈2019年『ノンストップ!』インタビューより〉
「世界を見渡せる、見渡したいと思う心がないと老けていきます」
今から7年前の2019年、『ノンストップ!』のカメラに自身の“美の秘訣”を語ってくれていた俳優でエッセイストの岸惠子さん。
8月7日に、老衰のため亡くなっていたことが、19日分かりました。93歳でした。
「君の名は」でヒロインに…「真知子巻き」が大流行
1951年に銀幕デビューを果たした岸さん。
その後、映画「君の名は」でヒロイン真知子を演じ、一躍国民的スターの仲間入りを果たします。
劇中で岸さんが見せたストールの巻き方は「真知子巻き」と呼ばれ、当時女性たちの間で社会現象となるほど大流行しました。
プライベートでは、人気絶頂の24歳のときに、フランス人の映画監督と結婚するため、パリへの移住を決断。
その後、パリと東京を行き来しながら出産、そして離婚を経験。波瀾万丈な人生を歩んできました。
以前『ノンストップ!』の取材に、今後の活動についてこう話していた岸さん。
岸惠子さん(当時86)〈2019年『ノンストップ!』インタビューより〉
「いや~、もう演じるのは、映像に映るのが嫌ですね。もう自分から出たいとは思いません」
「今…今この年で女優といったら、ひいひいひいおばあさんぐらいしかないでしょうから、そんなのは嫌だわと思っています」
「もう演じるのは嫌」。
そんな岸さんが俳優業から一線を引き、取り組んでいたのがエッセーの執筆。
岸惠子さん(当時86)
「思うがままに、自分らしい文章を書こうと思って」
おととしには、著書「91歳5か月 いま想うあの人 あのこと」を発売。精力的に取り組み続けました。
岸惠子さん(当時86)
「私の一生ってかなり特殊だったと思うのね。だからその一生、昭和から平成、令和にわたる一人の女のかなり果敢な行動力、それらのことをこれから書いていこうと思っています」
(『ノンストップ!』2026年8月20日放送より)
