自身の率直な思いを大切にして、作品に臨みたいと語る彩風さん。マリアやブラドのように“人々を魅了する存在”について聞くと、元宝塚トップスターだった彩風さんだからこその視点で、考えを語ってくれました。
――彩風さんの歌とダンスにも大きな期待が寄せられています。現在、何か準備していることはありますか?
今ちょうど『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』の稽古中で、完全に殺陣一色になっているので、ダンスからだいぶ離れておりまして(苦笑)。まっさらな状態で、またダンスをきちんと学びたいと思っています。
歌の面では、国民的スターの役ということで、ミュージカルで役として心情を乗せて歌うのとはまた違う表現方法になるだろうなと思っていて。そこに向けたトレーニングや、アーティストとしてのあり方は、しっかり作っていきたいと思っています。
彩風咲奈 真琴つばさ、シルビア・グラブに続き「お二人の存在感に届くように」
――マリアやブラドのように“人々を魅了する存在”について、どんなイメージを持っていますか?
やっぱり独自の世界観を持っている方が多いと感じます。例えば、レディー・ガガさん。私たちが想像し得ないことを成し遂げられている方、という印象です。
これは私の勝手なイメージですが、大スターの方は、もちろんファンのことを愛しているけれど、見返りは求めない…みたいなところもあるのかなと。私自身はまずお客さまとのコール&レスポンスを考えるタイプなので、そのあたりの違いを意識して、今までの私にはない発想力を働かせて、大スター・マリアを作っていきたいです。
――2013年公演では真琴つばささんが、2014年公演ではシルビア・グラブさんがマリアを演じました。3代目マリアとして、意識していることはありますか?
再演の作品に参加する際はいつも、前の方が演じた映像を見すぎないようにするなど、前作をなぞらないように意識しています。
真琴つばささんもシルビア・グラブさんも、それぞれマリアとしてタイプが違うカッコいい女性を体現されていると感じました。大先輩が演じた役を、今の私はどう演じられるだろう…と、思いを巡らせることはたくさんありますが、お二人の存在感や魅力に届くように、自分なりのマリアを作っていきたいです。
