聖まごころ病院では、ヨウコが懸命に啓三の看病をしており、その様子を白木、はずき、堀井の3人が静かに見守る。
そこへやってきた啓介は、「啓三のバーカ!金の亡者!」と挑発。すると、啓三のバイタル数値が上がる。“怒り”で啓三の免疫力が上がっているというヨウコは、もっと怒らせろと伝え、総出で啓三への愚痴や悪口を言うことに。そして、次は笑えと伝えというヨウコに続き、皆で啓三を指さしながら盛大に笑うのだった。
その時、救急コールが鳴り響く。
南と歌舞伎町を散歩していた享のもとに電話が入る。電話を受けた享はその場に泣きながら崩れ落ち、享に代わり電話を代わった南は、北新宿救命救急センターでECMOが確保でき、啓三がICUへ搬送されることになったことを知る。
享は急いでタクシーに乗り、北新宿救命救急センターへ向かった。
ここは新宿・歌舞伎町。東洋一の歓楽街。「だけどやっぱり好きじゃない」。享のタクシーを見送った南は、どこか思い詰めた表情で夜の歌舞伎町に消えて行く…。