初の単著『津田日記』を上梓したダイアン・津田篤宏さん。大活躍の現状で「自由にやらせてもらってる」という津田さんは、コンプラ全盛の時代をどう感じているのでしょうか?「愛される理由」を聞いてみました。
「もっとドライに生きたい」ダイアン津田が感じるコンプラのハードルとは
――近年は、感情をむき出しにすることに躊躇(ちゅうちょ)する風潮がありますが…。
今って、コンプラのハードルが高くなっているじゃないですか。でも、俺やったらちょっと下げてもいいかなと思われるようにしたいというか。やりにくい世の中で、俺も自由にやらせてもらっているところはありますが、その分、自分の中でちゃんと線引きしてはいるんです。
でも、それがどんどん、年々難しくなってきている。それでも正直すごく大変なんですけど、オリジナリティや自分らしさは出したいし、まあ俺は俺でいいかなみたいな。
――そういう姿勢が支持されてこその活躍ぶりです。愛される理由は何だと思いますか?
やっぱりあれちゃいます?感情のまま好き勝手して、好きなものは好き、嫌なものは嫌と言う。大人だったら普通はできないじゃないですか。俺は、マネージャーに無理なのはわかってるのに「明日休んでいい?」とか、いきなり言うたりするんですよ。
それで、マネージャーが「分かりました、じゃあスケジュールを…」と言い出したら、「わかった、行くよ」って。(好き勝手しているようで)結局、うまい具合に操作されてるなとは思います。
――赤ちゃんぐらいのピュアさということでしょうか。
そこらへんで泣き叫んだりはしないですけど(笑)。好き勝手やってる姿が、人によっては「アホやな」「痛快やな」と思われるかもしれないですね。俺のことむちゃくちゃ嫌いな人もいると思うんですよ。でも、面白がってくれる人に喜んでもらえているのならいいです。
――忙しい中でも、日記を書くと決めたら毎日欠かさず書く。そういう真面目さがにじみ出ているところが人気につながっていると思いますか?
やっぱりにじみ出ますよね。(泣きマネをしながら)ホンマはええやつなんですよ、俺…芸能界に向いてないんですよ…素直すぎて。もっと嫌なやつにならんとダメなんですよ。(顔を突っ伏して)ええやつすぎて…。
――芸能界にフィットするには、どういう姿が理想だと感じますか?
もっと冷たい奴になりたい、もっとドライに生きたいですよ。でも、ええ部分が出ちゃう、気い遣いなんですよ。スタジオで収録していても、スタッフさんの空気が気になって、「怒ってるんかな?」とか気にせんでいいのに気になって。そういう繊細なところがあるんですよね。
――好き勝手にしているようで、繊細な部分がある。そういうところも津田さんの複雑な魅力を形成しているのもしれません。
なるほど、複雑な魅力。いい言葉ですね。
