翌日、恵美子は樽水が他殺であることを念頭に、当時のマスターキーの記録を調べる。しかし、手掛かりは見つからなかった。

そこへまた犬頭が突然姿を現す。

近隣住民へ聞き込みを行うと、須貝が自殺防止の活動を行っていて、自殺願望がある人が集まるネット掲示板の監視をしていたことが新たに判明。

その情報を機に閃いた犬頭は、事件の真相にたどり着く。

 犬頭(上川隆也)と恵美子(内田理央)が連続自殺の“トリック”を解明

建築現場で使われる重機を、呪われた部屋があるマンションに向かって運転する犬頭。すると、重機の振動により部屋の窓の鍵が勝手にかかることが分かった。

そして呪われた部屋で須貝立ち会いの元、仮説の実証を行う犬頭と恵美子。

当時、1人目の自殺を発見してしまった須貝は、咄嗟にその毒薬を盗んでしまう。

そして5年前、善意の気持ちで助けた樽水に弱みを握られていた須貝は、マンションの近くで大規模な工事が行われることを利用し、盗んだ毒薬で樽水の殺害を実行。

樽水を殺害後、窓から逃げ、工事の影響で窓の鍵が勝手にかかる密室殺人を成功させた。

その後も須貝は自殺サイトで入居者を募ると、立て続けに自殺が続くようになり、呪いの部屋の噂を意図的に広げていったのだった。