「見ている方との距離の近さ、同じ空気を吸っている雰囲気に」
<津田健次郎 インタビュー>
――前作からおよそ9年ぶりとなる写真集を出版することになった経緯を教えてください。
写真集は「もうないかな」と自分では思っていたんですが、編集の方がすごく丁寧にお声掛けしてくださったので、「じゃあやってみようかな」といった感じで企画が始まりました。
――津田さんご自身のアイデア、やりたいことはどのくらい詰まっているのでしょうか?
企画を立ち上げていただいた時点から、「どういうところで撮りたいか、どういう空気感の写真集にしたいのか」みたいなことを、本当にたくさん聞いていただいて。
具体的に「じゃあここはどうでしょう」「こういう服はどうでしょう」というような細かい意見の往復が結構あって、それが形になっていったという感じです。
――津田さんのこだわりは、どういったところに表れていますか?
大人だからこその“抜け感”は、あったほうがいいんじゃないかな?と思っていましたし、表現できたのではないでしょうか。そこは、最初から最後までぶれなかった気がしますね。
もともと、あらゆる作品、映画や舞台、小説や音楽にしろ、“空気感”があるものが好きで、そういったものがこの写真集にもあるといいなとは思っていたんです。
その空気感と、見ている方との距離の近さ、一緒に同じ空気を吸っている雰囲気が伝わる写真集になっていたらうれしいですね。
――確かに見ているとと、「津田さんと自分しかこの世界にいない」ような気持ちになりました。
そういうことがすごくこの写真集の目指すところかなと思いました(笑)。
――写真集の先行カットが公開されると、SNSでも「阿鼻叫喚」といったファンからのうれしい悲鳴があがっていました。
もう本当にありがたかったですね。皆さんすごくリアクションをしてくださって、うれしいなと思いました。何よりも、出したものに対して反応をいただけるということが非常にうれしいですし、ありがたいなと思っています。