津田健次郎さんが、デビューから30年で感じた変化について語りました。

アニメ『チェンソーマン』、『呪術廻戦』、『ゴールデンカムイ』など数々の人気作で声優を務める津田さん。俳優としてドラマ『最愛』(TBS)、『西園寺さんは家事をしない』(TBS)、映画『わたしの幸せな結婚』、『劇場版 トリリオンゲーム』などの話題作に多く出演。

さらに、映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』、『アクターズ・ショート・フィルム #4 GET SET GO』を制作するなど、裏方としても活動しています。

このたび、デビュー30年を迎えドキュメンタリードラマ『1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~』でドラマ初主演する津田さんにインタビュー。この30年で変化したこと、現場の“好き”、津田さんにとっての「春」について聞きました。

津田健次郎が語る30年の変化とは「声優を始めたのが30年前」

──この30年で一番変化したことは何ですか?

いろいろ大きく変わっていると思いますが、単純にこの仕事で食べられるようになったことでしょうか。30年前はまだアルバイトをしていましたし。

あと、30年前に声優を始めたんです。それ以前は舞台などに出ていて、まさか声優をやるとは思っていなかったですし、あの年(1995年)が変化の起点だったのかもしれないです。

ここ何年かは、映画やドラマにもたくさん出演させていただいていて、声優も俳優もどちらもお仕事があるというのは、本当に劇的な変化だなと思います。

──仕事への向き合い方の変化はありますか?

ベースはあまり変わっていないです。「いい芝居したいな」って、仕事を始めた当初も今も思っています。むしろ、今のほうが子どもみたいに無邪気にそう思っていますね。

──考え方の部分ではいかがですか?

より一日一日を大事に生きていかなくちゃと思うようになりました。だって、今年ももう3月ですよ。早いですよね。

時が流れるのはあっという間なので、本当にやりたいことはバンバンやらないといけないな、と。それは40歳くらいで痛感したのですが、今改めて一つずつ丁寧に、でもどんどんやっていきたいなと思っています。

──「やりたいこと」と言えば、以前、長編映画を撮りたいと話していました。

<津田健次郎「攻めの姿勢で表現していく」第一線を走り続ける極意【声優FILE.】>

撮りたいんです。でも、相変わらずプロットを書いては消して、書いては消してを繰り返していて(笑)。締め切りがないので、いつまでも書けちゃって、今でも作っている途中です。

春までにはプロットを仕上げて、今年中に脚本にしたいと思っています。