<有田哲平 コメント>

――昨年の第3回大会は、いかがでしたか?

やっぱり、一番印象に残っているのは、ザ・ぼんちさんですね。自分よりも先輩の…いや、先輩どころじゃなく、自分が子どものころにテレビで見ていたレジェンドのお2人が、賞レースで戦っている、しかもとんでもなく笑いをとっているというのが、すごくかっこよかったし、刺激にもなりました。

これは、ツートライブの2人から直接聞いた話なんですが、去年のグランプリファイナルは、「自分たちが優勝する」と事前に予想していたコンビは、1組もいなかったらしいんですね。実際に本番を間近で見ていた自分からすると、さもありなんというか。本当に、最後まで何が起こるかわからない、素晴らしい大会だったと思います。

――現在勝ち残っている16組の漫才師のみなさんへ、応援メッセージをお願いします。

『THE SECOND』の出場者って、現在バリバリ活躍中の芸人さんも、もちろん大勢いらっしゃいますけど、あえて言葉を選ばずにいえば、“腐ってる芸人”が大半だと思うんです。

「あ~あ、『M-1(グランプリ)』も優勝できなかったし、この先も良いことなんかないんだろうな…」なんて、ちょっと腐っちゃってる、その腐りが顔に出ちゃってる人たち(笑)。

でも、そんな腐り顔の芸人さんも、『THE SECOND』の舞台に出てくると、1戦ずつ勝ち上がっていくうちに自信がついてきて、だんだん“スター”の顔になってくるんですよ。

実は、僕自身も『ボキャブラ天国』(1992年~1999年/フジテレビ)のブームが終わったとき、爆笑問題とかネプチューンとか仲間がそれこそスターになっていくなかで、「俺たちはもうそっちには行けないんだろうな」って、なんとなく腐ってた時期があって。

でも、芸人を続けていると、何かのきっかけで「よし、もう一回やってみよう。一つひとつの仕事を一生懸命頑張ろう」って、気合を入れ直す時期が必ず来るんです。

その意味では、『THE SECOND』も、絶対にそのきっかけになると思うんですよね。「昔はテレビでよく見たけど、最近あんまり見なくなったな」と言われるような芸人さんたちが、腐りながらも、舞台でこつこつ積み重ねてきた漫才を武器に『THE SECOND』という新しい戦場に来て頑張っている。これは、本当にすごいことだと思うんです。

みなさん、ぜひ暴れ回っていただいて、1組でも多く、人生を変えていただきたいなと思います。

――改めて、『THE SECOND』の魅力とは?

繰り返しになりますが、ちょっと腐ってしまって、夢をあきらめかけているような芸人さんたちが、再び立ち上がろうとするときのエネルギーといいますか、泥臭さ、がむしゃらさみたいなものが感じられるところが、一番の魅力なのかなと。

例えば、『M-1グランプリ』に出てくる漫才師はみなさん、間違いなく天才じゃないですか。学歴でいうと“首席で卒業しました”みたいな方たちが多いと思うんですけど、この『THE SECOND』は、先生から言われたのか自主的なのかわからないけど、一回退学しちゃった人たちが(笑)、「もういっぺんやってやるんだ」って腹を決めて挑んでいる感じがあって。僕は、そこにグッとくるんですよね。

なにぶん僕は、ハイパーゼネラルマネージャーなのでね(笑)、予断を持たないようにするために、「選考会ではあの人たちがウケていたらしい」とか「あそこが優勝候補だ」とか、そういう事前情報はなるべく耳に入れないようにしてるんですけれども、今年も絶対に波乱は起こるでしょうし、新しいスターが生まれることは間違いありませんので、視聴者のみなさんも、どうか見逃さないでいただきたいなと思います。みんなで歴史の証人になりましょう(笑)!