<ディーン・フジオカ コメント>

『Loved One』は、誰かを愛した記憶や、その人と過ごした何気ない時間の積み重ねといった、平凡な日常に隠されたさまざまな情景を描いた楽曲です。人生における特別な出来事はもちろん大切ですが、それだけではなく、ふとした瞬間の会話や仕草、その人が持つ特有の癖(くせ)までもが自分自身の人生や記憶に刻まれていく――。

そんな、心の奥底に残る確かな感覚を大切にしながら、この曲を書き上げました。

制作にあたっては、胸を締めつけるような情緒的な表現や音の在り方を追求し、日常の幸せなひとこまひとこまを、慈しむように言葉へと落とし込んでいきました。サビで繰り返される“愛してる”という言葉は非常にシンプルですが、そこにたどり着くまでの膨大な記憶や時間の重なりこそが、この楽曲の核となっています。

とにかく飾らず、世代を問わず真っすぐに届く言葉を、どれだけ深く表現できるか。そのためにどこまでそぎ落とせるかという作業は、常に意識しました。言葉を詰め込みすぎて、聴く方の想像力やそれぞれの人生と重なるための「余白」を奪ってしまわないよう、そのバランスは大事にしました。

実は以前、事務所の先輩である福山雅治さんに『Squall』の制作エピソードをうかがったことがあるんです。福山さんが大切にされているラブソングへの向き合い方や、自分の中で想像する人物像とともに時間を過ごすイメージで楽曲を作るという手法に感銘を受け、今回は自分なりにそのアプローチをアレンジして取り入れながら、楽曲を構築していきました。

歌詞には、一文字一文字に心を込め、自分の中で「心に響くか」という基準をすべてクリアした言葉だけを残しました。物語のように積み重なっていく描写のすべてに注目していただきたいのですが、あえて挙げるならば、「ただいま」や「おかえり」、「おはよう」「おやすみ」といった、日々の忙しさの中でつい見失いがちな、ありふれたあいさつの言葉。そうした何気ないやり取りの延長線上にこそ、「愛してる」という思いが存在している。そのつながりに、ぜひ耳を傾けて、注目して聴いてみてください。

ドラマのタイトルの『LOVED ONE』は、亡くなられた方やご遺体を指す言葉ですが、本作はその故人が歩んできた人生や、誰かに愛され、誰かを愛した証、そして遺された人々にとってどのような存在であったかを丁寧に描き出す物語です。

この作品を通じて、日々の尊さや周囲の方々への感謝、そして“普通”であることのかけがえのなさに気づくきっかけになればと願っています。そして、主題歌『Loved One』も、作品のテーマと共鳴しながら、みなさんの大切な記憶に寄り添える楽曲を目指しました。ドラマの物語とともに、この曲が一人ひとりの心に深く残るものになればうれしいです。

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