<曽根隼人(第1、2、5、8、9話監督)コメント>
子どものころ、怖い話や肝試しをして友だちを驚かせるのが大好きだった、そんな気持ちを思い出しつつ、視聴者のみなさんを恐怖のどん底にどうすれば落とせるだろうかと日々考えながら、この『憑きそい』を制作しました。
本作には霊的な恐ろしさだけではなく日常に潜む恐怖を生活感とともに描きました。
人生には刺激というものが必要です。しかし、刺激を求めて危ないものに手を染めてはいけません。刺激が欲しいあなたのために、最恐のドラマがお待ちしています。
<山口龍大朗(第6、7話監督)コメント>
原作を読んでゾッとする違和感と気持ち悪さを覚えました。それは、誰でも持ち得る「恨み」「妬み」「嫌悪」「愛情の歪み」などの負の感情がベースにあり、「気がついていないだけで、自分の周りでも起こっているのかも」という不気味さだと思います。
「日常の違和感に見え隠れする、人の悪意に気がついたときの寒気」、この作品で描きたかったのは、そんな気持ち悪さです。
このドラマの違和感を体感して、それを存分にお楽しみください。
<坂部敬史(第3話監督)コメント>
子どものときにはとても怖かったけど、今は怖くなくなったもの。誰しもあったと思います。一方で、あのとき、大人たちに聞けずじまいになってしまったこと、いつの間にか記憶の底に押し込めてしまったこと。そういったものを抱えて大人になってしまった人もいるのではないでしょうか。
そんな子どものときの違和感を追体験できる作品にしたいと思いました。9作品の中で唯一、子どもの目線で語られる“階段”をお楽しみください。
<小山巧(第4話監督)コメント>
うまくいかないことの多い人生の中で生まれる負の感情たち。執着、憂鬱、嫌悪、不安。それらの負の感情たちは、この作品内に登場する汚部屋のような、息も詰まるような世界を作り出します。
ただ、ときとして、そんな暗い世界の中でもお互いを求め合い、合致する感情がある。それが、例え生死の境界線を超えた関係であっても。そんな、どこか切ないホラーを描きました。ご覧ください。