茅島みずきさんが本来は「苦手」だと語るホラー作品に初出演。“戦慄の女子高生ストーカー”役で見せた迫真の演技について語りました。

茅島さんが主演を務めるFODオリジナルドラマ『エリカ』は、2014年に発売された楠本哲さん原作の伝説のサイコホラーコミックス『エリカ』(少年画報社)を実写ドラマ化した作品。原作コミックスは、発売から11年経った今もなお、ショッキングな展開と異常なまでの執着心が描かれる狂気性が、ホラー好きの間で話題となっています。

次第に明らかになるエリカの歪んだ本性と常軌を逸するストーカー行為により、エリカに執着される臨時教員・青嶋(渡辺大知)の人生が崩壊していく様子がショッキングに描かれる本作。サイコな怖さを表現し、迫真の演技を見せた茅島さんに、役作りや初挑戦したアクションシーンについて聞きました。

茅島みずき「殴る側も、受ける側も初めて」難しかったアクションシーン

――まず初めに、原作を読んだ印象を教えてください。

読んだ時には、「怖いぞ」という鳥肌が立つような怖さがありましたが、ホラーが苦手な私でも読みやすかったです。先の展開が予測できなくて気になってしまい、気づいたらどんどん読み進めていたほどに、魅力的な作品だと思いました。

読みながら、「ここの表情はどんなふうにしたらいいのかな」、「このシーンはどうやって再現するのかな」とワクワクして、撮影が待ち遠しい気持ちでした。

――実際に演じてみていかがでしたか?

撮影は大変でした。初めてアクションシーンにも挑戦させてもらったのですが、何度もテイクを重ねるような難しいシーンが多かったです。例えば、殴る時の腕の角度が少し違うだけで、相手にまったく当たっていないように見えてしまうんです。

殴る側も、受ける側も初めてだったので、相手との呼吸を合わせてどう動くのかというのが難しかったです。

――アクションシーンでは、茅島さんの身体能力の高さが出ていましたね。

いえ、全然です。映像を見て「良かった、ちゃんと見えている」と少しほっとしましたけれど、撮影中はすごく不安でした。でも、アクションの先生から丁寧に指導していただいたので、一生懸命いっぱい練習して頑張りました。

(C)楠本哲/少年画報社/フジテレビ

――アクションの先生からは褒められたのでは?

すごく優しい先生なので、本当かどうかはわかりませんが、たくさん褒めていただきました(笑)。アクションシーンでは、相手との呼吸を合わせることが重要で、受ける側の芝居の時は相手の動きを見て瞬時に反応しなければいけないのですが、そういう瞬発さは褒めていただきました。

ホラー作品への挑戦、初のアクションシーンの感想を語ってくれた茅島さん。インタビュー後半では、サイコなエリカという役を演じるうえで大切にしていたことを明かします。