3月末に三重県・鈴鹿サーキットで開催された日本グランプリの来場者数が20年ぶりに30万人を超え、まさに再ブームの真っ只中にある『2026 Formula 1®』(以下、F1)。

最年少ドライバーのキミ・アントネッリ選手(メルセデス)が2連勝を飾るなど、息もつかせぬ展開が続く今シーズン。バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止という異例の事態を経て1ヵ月ぶりの開催となるマイアミGPが、いよいよ始まります。

第4戦マイアミGP配信ページ:https://fod.fujitv.co.jp/title/30jj

めざましmediaでは、13万人が詰めかけた日本グランプリ決勝当日を取材。F1初参戦の20代女性ライターが、なぜ今、F1がこれほどまでに熱狂を巻き起こしているのか、その魅力を体感してきました。

まるでアイドルのライブ会場!推しドライバーの“入り待ち”に遭遇

取材前、「F1の女性ファンが急増している」という話を聞き、正直なところ「本当に?」と半信半疑でした。しかし、その疑念は決勝前夜、名古屋駅に降り立った瞬間に吹き飛びました。

みどりの窓口に、オレンジ色のレーシングスーツ姿の女性2人組が並んでいたのです!

その場で声をかけようか悩みましたが、駅に溢れるチームウェアを身にまとった若者たちを見て「明日、会場に行けばたくさんいるだろう」と思い直したほど、街の空気はF1一色でした。
(そして、会場でまさかの出会いが…!)
 

迎えた決勝当日。
鈴鹿サーキットへのアクセスは決して楽ではなく、正直、途中で心が折れかけました。

朝6時半前に近鉄名古屋駅のホームに着くと、既に電車を待つ人の列が。

電車を1本見送って20分ほど待ち、何とか席を確保できました。

駅のホームにも車内にも海外から訪れたファンが多く、F1の世界的な人気を肌で感じます。

名古屋駅から約1時間、白子駅で近鉄線を降りると、朝8時前にも関わらず鈴鹿サーキット行きのバスは既に大行列。

待ち時間は45分と表示されていましたが、歴代優勝者のフラッグが掲げられているのを見ているうちに列は進み、実際には30分ほどでバスに乗ることができました。

白子駅からバスに揺られ、8時半すぎにサーキット付近へ到着。

まず驚いたのは、会場外の道路沿いにズラリと並ぶ人たちの姿でした。皆さん国旗やメッセージが書かれたボードを掲げています。

車が通りがかるたびに上がる、黄色い声援。

何事かと思えば、お目当ての“推しドライバー”を一目見ようとする、入り待ちでした。

初参戦の筆者には、なぜ車が近づいてきただけで歓声が上がるのか理解ができず、「キミー!」というファンの声を聞いて「あ、あれはキミ・アントネッリ選手(メルセデス)が乗った車だったんだ…」と気づく始末。

キミ・アントネッリ(メルセデス)写真:ゲッティ

わずか5分ほどの間に、アントネッリ選手に加え、シャルル・ルクレール選手(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル選手(メルセデス)を乗せた車を見ることができました!
(この幸運に気づいたのは、車が通り過ぎてしばらく経ってから、SNSに上がっていた“入り映像”を見たときでした…)

シャルル・ルクレール(フェラーリ)写真:ゲッティ

自作のフラッグやボードを掲げて推しを待つ光景は、まるでアイドルの現場のよう。若い女性たちが夢中になる理由が、少しずつ分かってきました。

入場ゲートを通ると、道沿いにはドライバーたちのフラッグが…!明らかにテンションが上がっているファンの皆さんを横目に、筆者は「あれは〇〇チームの〇〇選手で…」と、予習してきた知識の再確認に必死でした。