13万人が訪れたF1日本グランプリ決勝のメイン会場は、ずらりと並ぶ屋台やイベントブースで、お祭りのような盛り上がり。

そんな中、前日に名古屋駅のみどりの窓口で見かけたオレンジ色のレーシングスーツ姿の女性2人組と、奇跡の再会!?

まさに“推し活”フェラーリコーデの生後9ヵ月ベビー&手作りの和装コスプレ勢

旦那さん:F1ファン歴20年以上 奥さん:F1ファン歴4年

13万人という来場者の中でも目を引いたのは、全身をフェラーリカラーの赤で統一した家族連れ。

写真:ゲッティ

旦那さんの頭には、フェラーリの象徴“跳ね馬”を思わせる“赤い馬”の被り物が。自分で赤く染めたそうで、群衆の中でも圧倒的に目立っていました。

さらに、生後9ヵ月の息子さんも、お揃いの真っ赤なフェラーリコーデで鈴鹿デビューを果たしていました。

筆者:
今日のコーデのポイントを教えてください。

旦那さん:
とにかく全身なるべく“赤”!それに尽きます。
数年前から(知人に)誘われてこういう格好をし始めたんです。妻もそれに乗ってくれて、どうせ行くなら全身赤で、息子も赤で!

2004年 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)写真:ゲッティ

お父さんの影響でミハエル・シューマッハ選手が活躍していた頃のフェラーリを好きになったという旦那さん。その熱烈なフェラーリ愛が奥さんにも伝わり、今では毎年、東京から鈴鹿へ足を運ぶのが恒例行事だそうです。​

シャルル・ルクレール(フェラーリ)写真:ゲッティ

奥さん:
ルクレールが好きです。顔から入りました(笑)
あんなにイケメンなのに、しゃしゃりすぎずというか気取ってない。自然体で誠実さもあるし、そういうところが好きです。

続いて出会ったのは、奇抜な和装コスチュームを身にまとった2人組。
男性はメルセデス、女性はアストンマーティンと、それぞれ推しチームのカラーやロゴを和装に見事に融合させていました。

筆者:
どうして“和装テイスト”なんですか?

女性ファン:
きっかけはフェラーリの甲冑姿の方々を見て、オリジナルで作るのもいいかなと思って和装を始めたんです。
当時はトロ・ロッソのユニフォームを浴衣で作ったんですが、どういうわけだかその年にレッドブルの浴衣の方々が大量に現れちゃって。思いっきりアイデア被ったなと(笑)もうちょっとアレンジしようと思ったら、今度は袴になっていったという感じです。

男性ファン:
自分はその姿を見て、真似しようと思って数年やらずにいて、とうとう今年踏み切ったという。去年は知人のを借りてやっていたんですけど、結構楽しかったので!

男性ファン:
服自体はネットショップで買ったんですけど、メルセデスのエンブレムはアイロンプリントで自分で貼り付けています。それは、彼女に全部教えてもらって。

女性ファン:
こういうことをやっていて一番うれしいことは、同じ仲間に会えることです。同じチームを推している人に会えるし、他のチームを推してる人にも声をかけられ、語り合ったりできるからいいですよね。

男性ファン:
こういう人たちって集まるから。普段は全然連絡は取らずに、年に1回ここで集まって。
来るときは1人だけど、ここに来れば誰かいるから。

他にも、マクラーレン(左)とメルセデス(右)のウェアを着た20代の女性2人組や…

角田裕毅選手(レッドブル)の自作うちわを持った女性ファンにも遭遇!

うちわをよく見ると、小さな立体シールが隙間なく貼られています。キラキラと輝く華やかな見た目で、とてもかわいい仕上がり!しかし、作るのに苦労したそうで…。

女性ファン:
ネイルストーンなんですけど、1粒ずつ貼って、全部でたぶん3、4000粒。50~60時間くらいかかりました(笑)
 

そして、あと30分でレースが始まるというその時、オレンジ色のレーシングスーツを着た女性2人組に遭遇!

左:F1ファン歴6年 右:F1ファン歴4年

筆者:
めちゃくちゃ目立っていますね。衣装は手作りですか?

女性ファン:
海外のECサイトで買いました。元々はハロウィンパーティーで着るためです。

左:ランド・ノリス選手推し 右:オスカー・ピアストリ選手推し

共にマクラーレンの、ランド・ノリス選手推しと、オスカー・ピアストリ選手推しの、女性2人組。
筆者は前日に名古屋駅で見かけた女性2人組と同一人物かどうか、確認せずにはいられませんでした…!

筆者:
もしかして昨日、名古屋駅のみどりの窓口にいました?

女性ファン:
いました!(笑)鈴鹿グランプリ号の時間変更したくて。

筆者:
すごい人たちがいるなって見ていて、取材したいなって思っていたんです!ちょっと探していました(笑)

奇跡の再会に、筆者のテンションはレース前からまさかの最高潮!

左:F1ファン歴6年 右:F1ファン歴4年

筆者:
F1に、はまったきっかけを教えてください。

ノリス推しの女性:
知人に『Formula 1: 栄光のグランプリ』を勧められて、それを観てめっちゃはまりました。

ピアストリ推しの女性:
2023年に『グランツーリスモ』という映画を観て、モータースポーツって面白いなと思い、『Formula 1: 栄光のグランプリ』を観てF1が好きになりました。

筆者:
ドキュメンタリー映画を見てF1にはまる女性が多いようですね。

ピアストリ推しの女性:
F1は、車の機械的なエンジニアリング系のところからはまる人と、ドライバーのかっこよさや、友情など人間ドラマからはまる2パターンがあるかなと思っていて。女性は多分、後者の方だと思います。

ノリス選手推しの女性が被っている帽子には、推しのランド・ノリス選手が書いてくれたというサインが…!

ノリス推しの女性:
これは去年、日本でもらいました。
上海に行ったときにはツーショットも撮ってもらったんです!上海の空港のラウンジでたまたま会って。

なんと単身、中国グランプリを見に行ったときに上海の空港で偶然ノリス選手と遭遇し、ツーショットを撮ってもらったこともあるそう!

その熱量はもはやモータースポーツの枠を超え、まるでアイドルの推し活のようでした。