<飯島直子&堀内敬子&岸本鮎佳 コメント>

飯島:私世代はもちろん、これから50代を迎える方、50代なんてまだまだ先だよという方に「年齢を重ねることは、こんなに面白くて素敵なんだよ。怖いことばかりじゃないぞ」みたいなことを伝える応援歌のような、お守りのようなドラマです。脚本があまりにも面白かったので、それをちゃんと表現できるかどうか、心配でしたが、堀内さんをはじめとする素晴らしいキャストの方たちと一緒に頑張りました。

堀内:私が演じた頼子は、いわゆる幸せそうに見える50代の主婦なんですけど、旦那さんがダメになって不倫してしまったり、自由に一人で生きている人を見てうらやましいなと思ってしまったり。でも、結婚している私の方が勝ち組じゃないかと感じたり、家族のことをやっている間に自分の存在価値がわからなくなってしまったり。いろんなパターンの50代の女性がいると思うんですけど、それが全部詰まっているというか。いろんなパターンを織り込みながら、全部もう笑っちゃえ!みたいなキャラクター。痛快なドラマになっていると思います。

岸本:基本的に当て書きで書かせていただきました。(驚く飯島さんと堀内さんに対して)でも、性格そのままではなくて、その人っぽいかなという感じです。あとは、なるべく嘘っぽくならないようにしたかったので、コメディだからといって無理やり笑わせるのではなく、「こういう会話あるよね」など、ちょっとしたところに気をつけて書いていきました。

飯島:岸本さんは、私よりだいぶ若いのに、どうしてこんなにわかるんだろう?というところがたくさんありました。もう年上なんじゃないかなと思うくらい(笑)。“50代あるある”が細かく書かれていて、「この気持ち、わかるな」というのが盛りだくさんでした。

堀内:セリフ量が多かったから、最初はプレッシャーが大きかったんですけど、“あるある”ばかりなので、演じているうちに必死に覚えなくてもスッと入ってくるようになったんですよね。「わかる!」が本当に多かったです。

岸本:シナリオ会議の8割くらいが、自分たちの“あるある”のエピソードトークでした。「いろんなサプリを試しがち」というのは、私とプロデューサーの実体験です。翌朝の目覚めがいいというサプリに惹(ひ)かれがちなんですよね。

飯島:私は次の日、むくみが取れるというサプリを飲みがちです(笑)。

(以下、登場人物の相関図を見てのトークでは)

飯島:みなさん、個性的な俳優さんばかり。堀内さんもすばらしくて、笑いが絶えなかったんですけど、中田クルミちゃんや、のせりんくんの若手組もしっかりしていて…。あれ?こんな感じで大丈夫ですか(笑)。あとは、堀内さんがいい感じにまとめてくれるはず!

堀内:印象的だったのは、Mummy-Dさんですね。俳優もやられていますけど、普段は音楽畑の方だし、その場のノリで演じられるのかなと思っていたらすごく真面目。こんなイケオジがいたら、引っ張りだこになっちゃうだろうなと。

飯島:なるほど。そういうことを言ったらよかったね。

堀内:そうですよ!

飯島:堀内さん、意外と私に厳しいんですよ。私のセリフでちょっとイントネーションが違うところがあったときも「ダメです!」って(笑)。今、思い出しました。

堀内:そっか、私、厳しいんだ(笑)。

(以下、Mummy-D さんからのVTRを見て)

――Mummy-Dさんから飯島さんへの質問。お酒を飲むとどうなりますか?

飯島:基本、あまり変わらないと思うんですけど、どう?

岸本:何回か、一緒に飲みに行かせていただいたんですけど、最後私たち2人だけになって、飯島さんが「もう1軒、行くよね」と肩を組んできたときは、意外と甘えてくるんだなと思いました。

飯島:そうなんだ。私としては、肩を組みにいったところが男らしいなと思ったんだけど(笑)。でも、しつこいよね。毎回「もう1軒、行く」と言っちゃう。

堀内:私は、眠くなっちゃうタイプだから「朝まで行く」と言っていて、すごいなと思ったんですよね。

飯島:あのときは、朝4時まで飲んでいたのかな。意外と早く終わった方でした。

岸本:でも、昼12時ころから飲み始めませんでした?このドラマの脚本打ち合わせのあとでしたよね。

飯島:そうだっけ?長かったね(笑)。この間、BSフジでやっている私の番組(『飯島直子の今夜一杯いっちゃう?』)に、堀内さんが来てくれて、一緒に飲んだんですよね。そのときは、早めにバイバイしちゃったんですけど「また一緒に飲みたい」と言ってくれたのが、うれしくて! 今日、このあと行きましょう!

――Mummy-D さんから岸本さんへの質問。LINE の返信が返ってきてないんですが…

岸本:違うんです。 LINEって、交換するときにスタンプを送る感じになるじゃないですか。そのスタンプで終わっていたから、返さなくてもいいかなと。お返事するタイミングを逃しているところもあります。すみませんでした。終わったらすぐ返します!

飯島:返した方がいいよ。このイベントが終わったらすぐ返して!

(以下、飯島さん演じる芽衣子の妄想シーンについて

飯島:おばあちゃんの扮装が面白かったです。足が短くなるように工夫したんですよ。撮影自体は大変でしたけど、すごく楽しかった!

堀内:飯島さんとプロレスをするシーンが思い出深いです。リハーサルでは、私たちの代わりをスタッフさんが務めてくださっていて、「こういう感じでやってください」というのを見せてくれて。みんなで、作り上げたのが楽しかったです。

岸本:感動的でした。私は、プロレスが大好きなんですけど、人生はほとんどプロレスで例えられると思っているので、それを表現した一番の見どころになりました。

(以下、芽衣子と頼子のプロレスシーンで描かれている「恋愛か仕事か!?」について)

飯島:私たちは、もうその年齢じゃないですよね。もうちょっと若い方に聞いていただいた方がいいかなと思いますけど、50代になると恋愛事情って難しくなってくるんですよ。40代と50代で全然違う。50代は「恋愛か仕事か!?」ではなくて「仕事か健康か!?」かな。恋愛はなしというか…。どうなんでしょう(笑)。何かドキドキすることがあったら潤うんでしょうね。それが、芽衣子がハマっている推し活とかになるんじゃないかな。

(以下、ファンからのお悩みに回答)

――年齢を重ねて良さが分かるようになったことは?

飯島:いっぱいありますよね。肩ひじを張らなくなったし、「いい人に見られたい」とか、そういう鎧(よろい)がなくなった感覚があります。

堀内:昔の方がいろんなことに怒っていたような気がします。どんと構えられるようになってきたかな。

飯島:私はやっていないですけど、陶芸とか。ある程度、年齢を重ねた人がハマったりするものもありますよね。

岸本:年齢を重ねると、山登りしがちじゃないですか?

飯島:若いときは、海が好きなのにね。40歳を境に山に登りたくなる人が多い気がします。

――気持ちが上がる日々のちょっとした楽しいことは?

堀内:体重計に乗って、0.3kg でも減っていると気分がよくなりますね。甘いもの食べちゃおうって。

飯島:わかる!一緒!毎日体重計に乗っているんですけど、ちょっと減っているとラッキーって思っちゃう。

――「おばさん」と言われないように意識していることは?

飯島:相手に意識してもらって『おばさん』って言わないでほしいなと思ったりもしますけど、仕草とか、行動とか、どうしても出ちゃうところはありますよね。

堀内:私は、くさかったら失礼かなと(笑)。香水とか、気にしちゃいますね。

飯島:今言われて、そういえば私も無意識にやっているなと思いました。香水をつけすぎて、不快に思われたら嫌だなって。遠くに香水をシュッと巻いて、そこをくぐって香りをまとうようにしています。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

岸本:かわいいおばさんたちが、たくさん登場するドラマです。みなさんが素敵に演じてくださいました。伏線も、復讐も一切ありません。ふっと笑えて力が抜けるようなドラマなので、何も考えずに楽しく見てもらえたらと思います。

堀内:台本を読んだときは“あるある”の連続で、どう面白く演じればいいんだろうと悩んだところもあったんですけど、この脚本どおりにやれば届くんじゃないかなと。爽快で笑える作品になりました。

飯島:このドラマは、まず脚本が素晴らしい。私自身、この本をお守りにしたいなと思うほどです。気持ちがちょっと暗くなりがちな「年齢を重ねる」ということに対して、「みんなで元気に頑張っていきましょう」とポップに伝えるドラマになっています。年齢を重ねることは、本当に素晴らしいこと。みなさん、健康に気をつけていただきながら、このドラマをお守りにして楽しく年を重ねていってもらえたらうれしいです。