<増田明美 コメント>

松田さんは、アーティストのベリーグッドマンの曲が大好きで、必ず聴いてからレースをスタートされるんですよ。それと、ご自身がものすごく魅力的な女性でベリーグッドウーマンです。

しびれるような研ぎ澄まされた美しい腹筋をされていて、競技者としても強い。それと、本当にね、やさしくって。山中美和子監督の誕生日には、Qちゃん(高橋尚子さん)や私にも「メッセージを添えてください」って、いつも色いろいろ用意する人なんですね。 

強くってやさしくって、それからユーモアがある。常に人を笑わせることを大事にしていて、本当に「ベリーグッドウーマン」。

東京五輪の時に、大阪国際で優勝していながら代表になれず、補欠ですごく泣いてました。そういうことにも負けずにまた立ち上がるたくましさ。成功だけじゃなくて、失敗も繰り返しながら、“いぶし銀”な強さが備わっていると思います。

松田瑞生さんは、もう大阪国際女子マラソンの顔ですからね。沿道からの応援も一番多いですよ。本当にファンも多いので、沿道の声を全部力に変えて走りきってほしいと思います。

左から)松田瑞生、山中美和子監督

伊澤菜々花さんは、「上り坂34」。

恐るべき34歳、もう上昇して、上って、上って、ずっと進化している。一度引退して競技者から離れたんですけど、「オリンピックに日の丸をつけてマラソンで走るんだ、まだそれをやってない」っていって帰ってきたんですね。だから、帰ってきたウルトラウーマンなんですよ。

帰ってきて、スターツの弘山勉監督のところに飛び込んだんですね。奥さんの弘山晴美さんが初めてマラソンで優勝したのが37歳、40歳でも元気でしたから、勉さんにはノウハウがあるわけですよ。だから、年齢全然OKって。

伊澤さんはスピードがあるのが武器ですね。そこに、マラソンのノウハウがよくわかっている、弘山さんのメニューで持久力がついて、もう鬼に金棒ですよね。 

伊澤さんの印象は、一言でいったら、すごい「インテリジェンス」の人。質問しても返ってくる言葉が論理的。最初に答えをいって、その後に具体的に説明してくれる。弘山さんも論理の人なんですよ。「論理と論理」で語るから、ものすごく2人は合うみたいですね。

伊澤さんには、「帰ってきてくれてありがとう」って伝えたい。伊澤さんのこの復活ぶりで、くすぶっていた人たちがみんな燃える。みんなに勇気を与えているんですよ。 

松田瑞生ちゃんには、「今でしょ!」。いろんな経験を積んできたけど、その経験が生かされるのは「今でしょ!」。

今は、ご主人がしっかりと心の面で支えて、山中美和子監督との二人三脚で、これから花咲くのは2028年のロサンゼルス五輪なんで、そこに向かって大阪が“始まり”で「いけるよ」って伝えたいです。

やっぱり「苦労している人は強い」。視聴者のみなさんも、順調な人なんて少ないから。みんな苦労して、もしかしたら今めちゃくちゃ落ち込んでいる人もいるかもしれない。そうすると、この人たちがこういう苦労があって、いい走りをしているっていうところは、すごく響くと思うんです。すごいドラマ。私は、この2人を応援します。

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